後から条件を追加された時の伝え方|追加依頼の断り方・相談例文

後から条件を追加された時の伝え方|追加依頼の断り方・相談例文 言い方・伝え方

後から条件を追加された時の伝え方|追加依頼の断り方・相談例文

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10ページの資料を、10月15日までに仕上げる。
その予定で進めていたところに、「比較表も3ページ追加してほしい。締め切りはそのままで」と連絡が来ました。

「承知しました」と返すには、残り時間が気になります。
けれど、「後から言われても困ります」では、何を調整すればよいかが相手に伝わりません。

後から条件を追加された時は、当初の依頼との違いを確認し、期限・費用・作業範囲への影響を示して相談します。
まだ判断できなければ、返答する時刻を先に伝えられます。

追加の比較表について確認しました。必要な作業と提出日への影響を確認し、本日15時までに対応案をお伝えします。

そのうえで確かめたいのは、今回の要望が元の依頼に含まれるのか、どの条件なら対応できるのかです。

  1. 後から条件を追加された時は、当初の内容と変わる点を確認する
    1. すぐに判断できない時は、確認する内容と返答時刻を伝える
    2. 「当初の内容・追加点・影響・相談したいこと」の順で伝える
    3. 状況別に選べる、保留・相談・断りの早見表
  2. その依頼は追加作業?当初の範囲内の修正?返答前に確かめること
    1. 依頼文・見積書・議事録で、当初どこまで決めていたかを確認する
    2. 新しい要望と、当初の依頼を満たすための修正を分ける
    3. 期限の前倒しや確認工程の追加も、作業への影響を確かめる
  3. 期限・費用・作業範囲を相談する言い方
    1. 期限を調整する:追加作業と、新しい提出日の見込みを示す
    2. 費用を相談する:追加する作業と金額、見積もりの前提を示す
    3. 作業範囲を相談する:今回仕上げる部分と、別途相談する部分を具体化する
  4. 上司・取引先へ送る、追加依頼の相談・断りメール例文
    1. 上司・同僚へ、追加作業と元の仕事の優先順位を相談する
    2. 取引先へ、追加費用と納期をまとめて相談する
    3. 予算や期限を維持したい相手へ、対応範囲を相談する
    4. 対応が難しい追加分を断り、当初分の進め方を伝える
  5. 追加条件を押し切られそうな時の返し方
    1. 「少し追加するだけだから」には、増える工程を具体的に伝える
    2. 「前からお願いしていた」には、当初の記録を一緒に確認する
    3. 「予算も納期も変えられない」には、実行できる範囲と対応可否を返す
  6. 条件の追加が続く時は、変更内容と了承した条件を残す
    1. 追加の要望をまとめてもらい、判断する相手を確認する
    2. 変更前後・費用・納期・承認をまとめる確認メモ
    3. 回答待ちの追加分と、進められる作業を分けて確認する
    4. 調整できない要求が続く時は、経緯と負担を整理して相談する
  7. 後から条件を追加された時のよくある質問
    1. Q1.「後出しは困ります」と伝えてもよいですか?
    2. Q2.一度「承知しました」と返した後でも、条件を相談できますか?
    3. Q3.追加料金が決まる前に、作業を始めてもよいですか?
    4. Q4.契約書がなく、当初の作業範囲も曖昧な時はどうしますか?
  8. まとめ:増えた作業と変更する条件を、具体的に相談する
    1. 最初の返事では、確認することと回答時刻を伝える
    2. 相談後は、対応範囲・費用・期限・了承を確かめる
    3. ことのは先生よりひとこと

後から条件を追加された時は、当初の内容と変わる点を確認する

新しい依頼が来ると、すぐに「できます」「できません」と答えたくなります。
ただ、比較表を作るといっても、完成した数値を並べるだけなのか、元データの集計から必要なのかで、作業は変わります。

すぐに判断できない時は、確認する内容と返答時刻を伝える

「確認します」だけでは、相手はいつまで待てばよいか分かりません。
何を調べ、いつ返すかを一緒に伝えます。

追加のご要望について、必要な作業と納期への影響を確認いたします。明日12時までにご連絡します。

ここで伝えているのは、対応を判断して返答する時刻です。
追加分の納期や料金は、確認した後に相談します。

反対に、「大丈夫です」とだけ返すと、どの条件でも引き受けられるように聞こえる場合があります。
対応可否が未定なら、そのことが分かる言葉を選びます。

すでに合意した作業や期限は、この連絡だけでは変わりません。
当初分にも影響が出そうなら、その点も早めに共有します。

「当初の内容・追加点・影響・相談したいこと」の順で伝える

「作業が増えて大変です」と伝えても、相手には負担の中身が見えないことがあります。
元の依頼と今回の要望を並べると、何を調整する話なのかが明確になります。

当初は資料10ページの作成でしたが、今回のご要望では比較表3ページが追加になります。数値の集計と確認も必要になるため、追加分を含めた費用と提出日をご相談させてください。

「最初と話が違います」では、相手は過去の説明について答えようとするかもしれません。
「比較表3ページが増え、その集計に時間が必要です」と示せば、現在の作業について相談できます。

増えた内容と、その影響を一組で伝えます。
費用や日程がまだ算出できていない時は、分かった範囲だけを示し、見積もりを出す時刻を添えます。

状況別に選べる、保留・相談・断りの早見表

今すぐ判断できることは、依頼ごとに違います。
確認できている内容に合わせて、返す言葉を選びます。

状況最初に伝える一文次に確認すること
追加分の内容や負担が分からない追加内容を確認し、○時までに対応案をご連絡します。作業内容・必要時間
当初の範囲に含まれるか不明当初のご依頼内容と今回のご要望を照合させてください。見積書・依頼文・議事録
期限や費用の調整が必要追加分を含めた納期と費用をご相談させてください。変更後の条件・了承の有無
現在の条件では追加分を受けられない現在の条件では、今回の追加分はお引き受けできません。当初分の進め方・代案の有無

元の範囲をまだ調べていない時は、「契約外です」と言い切る前に確認します。
追加だと思っていた内容が、最初の依頼文に含まれていることもあります。

その依頼は追加作業?当初の範囲内の修正?返答前に確かめること

完成間近の資料へ修正依頼が来ると、「また仕事が増えた」と感じるかもしれません。
ただ、数値の入力ミスを直すことと、別商品の比較表を新しく作ることでは、確認すべき内容が違います。

依頼文・見積書・議事録で、当初どこまで決めていたかを確認する

まず、今回の要望に関係する箇所を見直します。
資料なら、ページ数、扱う商品、納品形式、原稿を用意する人、修正条件などが確認対象になります。

見積書だけでなく、その後のメールや打ち合わせで内容を変えていないかも確かめます。
最初の見積もりにはなくても、後のやり取りで対応すると約束している場合があるためです。

「資料一式」としか書いていないなら、比較表が含まれるかは、その記載だけでは判断しにくいでしょう。

当初のご依頼について、私は既存商品の説明資料10ページと認識しておりました。今回の比較表も含めてお考えだったか、確認させていただけますでしょうか。

自分の認識を伝え、相手が前提にしていた内容も確かめます。
記載がないという理由だけで、追加作業と決めつけないことが大切です。

新しい要望と、当初の依頼を満たすための修正を分ける

合意済みの数値を自分が誤入力していたなら、まずその箇所を訂正します。
「後から修正を頼まれたので追加料金です」と返す前に、元の依頼を満たしているかを確かめます。

一方、当初扱っていなかった別商品の調査や比較表の作成なら、新たな作業が必要になります。
その内容が元の範囲に含まれるかを確認し、必要に応じて費用と納期を相談します。

どちらとも分からない依頼もあります。
例えば「もっと詳しく」とだけ言われた時は、説明の不足を補うのか、別の分析を加えるのかが見えません。

詳しくしたい箇所を確認させてください。既存の説明を補足するご希望でしょうか。それとも、別商品の比較を追加するご希望でしょうか。

後から届いた依頼がすべて追加作業になるとは限りません。当初の約束との違いを確かめます。

追加された要望の内容や完成形が曖昧な場合は、指示が曖昧なときの確認の仕方も参考になります。

期限の前倒しや確認工程の追加も、作業への影響を確かめる

ページ数が増えなければ、元の条件で進められる。
そう考えたくなりますが、「役員の確認も入れたい」という変更だけでも、修正の戻りを待つ時間が必要になることがあります。

10月15日の提出を13日に早める場合も、他の仕事との順番を見直す必要があります。
完成物が同じでも、予定への影響は確認します。

役員の方のご確認が加わる場合、修正内容をいつまでにいただけるかで提出日が変わります。確認予定日を教えていただけますでしょうか。

必要な情報が届く日や確認が終わる日も含めて、現在の日程で間に合うかを整理します。

期限・費用・作業範囲を相談する言い方

追加分が分かっても、「どうにかお願いします」と返されることがあります。
対応したい気持ちがあっても、時間や予算が自動的に増えるわけではありません。

どの条件を調整すれば進められるかを、具体的な案にします。

期限を調整する:追加作業と、新しい提出日の見込みを示す

日程を相談する時は、増える工程と提出日の見込みを示します。

比較表の追加には、数値の集計と確認の時間が必要です。追加分を含めた提出日について、10月15日から10月19日への変更をご検討いただけますか。

その日程が、相手から資料を受け取れることを前提にしているなら、続けて伝えます。

10月9日15時までに必要なデータをいただき、変更内容をご承認いただけた場合の予定です。

データが届かないままでは、同じ日程を保てない場合があります。
前提も示しておくと、相手がいつまでに何をする必要があるか分かります。

まだ所要時間を見積もれない時は、「明日12時までに作業量を確認し、提出日の見込みをご連絡します」と返せます。

納期調整メール全体の組み立て方は、期限延長を相談する連絡メールの書き方でも詳しく整理しています。

費用を相談する:追加する作業と金額、見積もりの前提を示す

「別途費用がかかります」とだけ伝えると、相手は何にいくら必要なのかを判断できません。
追加する成果物や作業を示してから、見積もりを案内します。

今回追加となる比較表3ページについて、集計・作成・数値確認の費用を別途お見積もりいたします。明日12時までに、納期とあわせてご案内します。

金額を出せる段階では、追加分だけでなく合計も示します。
税込・税別の表記をそろえると、元の金額との比較がしやすくなります。

まだ相手が了承していないなら、「追加料金をご請求します」と確定したように伝えず、条件を確認してもらいます。
費用を相談する連絡と、合意した代金を請求する連絡は分けます。

作業範囲を相談する:今回仕上げる部分と、別途相談する部分を具体化する

期限が動かせないなら、今回提出する範囲を見直せる場合があります。

10月15日の提出分は当初の10ページとし、追加の比較表3ページは、別の納期と費用でご相談する方法はいかがでしょうか。

ただし、比較表がなければ会議で使えない資料なら、当初分だけの提出では目的を満たせません。
必要な部分を先に確かめます。

15日の会議で必須なのは、既存商品の説明と比較表のどちらでしょうか。必要な内容を伺ったうえで、対応できる範囲を確認します。

既存の3ページを削って比較表に差し替えても、作り直す時間は発生します。
同じページ数だから、元の費用と日程で済むとは限りません。

期限・費用・範囲は、あわせて確かめます。
費用を増やしても、資料の到着や確認を待つ時間までは短縮できない場合があります。

上司・取引先へ送る、追加依頼の相談・断りメール例文

相手に伝えたいことを整理したのに、メールにすると長い説明になってしまう。
そんな時は、相手に判断してほしい点を一つか二つに絞ります。

以下は架空の場面です。
金額・日付は文面を具体化するための例であり、料金相場や標準の作業時間を示すものではありません。
社外の3通は、同じ資料作成案件について、条件や対応可否が異なる場合の返答例です。

上司・同僚へ、追加作業と元の仕事の優先順位を相談する

社内では、追加作業を受けると元の仕事がどうなるかを伝えます。
上司へ優先順位を確認するチャットなら、次のように書けます。

比較表3ページの追加について、ご相談です。

現在、今日17時提出の月次集計を進めています。
比較表には集計と作成で約3時間かかる見込みです。

比較表を優先する場合、月次集計は明日12時の提出になります。
月次集計を先に仕上げる場合、比較表は明日15時の提出見込みです。

どちらを優先するか、ご判断いただけますでしょうか。
両方とも今日中に必要であれば、分担についてもご相談したいです。

この例は、必要時間を見積もれた場合の文面です。
まだ分からないなら、先に確認の時間を取ります。

同僚からの依頼で、その人が他業務の期限を変えられない場合は、「月次集計の提出にも関わるため、上司に優先順位を確認します」と返せます。
元の仕事の期限を、自分だけで変えないことも大切です。

仕事全体の分担や優先順位を見直したい場合は、無理な依頼を受けたときの伝え方も参考になります。

取引先へ、追加費用と納期をまとめて相談する

当初の範囲に含まれない追加分だと確認でき、必要な作業量も見積もれた場合の例です。
次の条件で対応できることを示し、了承をお願いします。

件名:【ご相談】比較表追加に伴うお見積もりと納期について

株式会社○○
山田様

いつもお世話になっております。
株式会社△△の田中です。

営業資料への比較表追加について、対応条件をご案内いたします。

当初のご依頼は資料10ページの作成でしたが、
今回は別商品の比較表3ページの集計・作成・数値確認が新たに必要になります。
以下の費用と納期での対応をご提案いたします。

・変更後の内容:営業資料13ページ
・当初の費用:110,000円(税込)
・追加費用:22,000円(税込)
・変更後の合計:132,000円(税込)
・納期の変更案:10月15日から10月19日へ変更

上記の納期は、10月9日15時までに必要なデータをご提供いただき、
費用と納期をご承認いただける場合の予定です。

この条件で進めてよいか、ご返信をお願いいたします。
期限内のご回答が難しい場合は、回答可能な時期をお知らせください。
追加分は、ご承認後に着手いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社△△ 田中

回答や資料の到着が前提の日を過ぎたら、実際の作業予定を再確認します。
「返信が遅れたので自動的に○日延長」と決めず、新しい見込みを伝えます。

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予算や期限を維持したい相手へ、対応範囲を相談する

「予算も提出日も変えられません」と返ってきた場合の例です。
当初の10ページを独立して使えるかどうかを、相手に確認します。

件名:【ご相談】今回の対応範囲と追加分の進め方について

株式会社○○
山田様

いつもお世話になっております。
株式会社△△の田中です。

ご予算と提出日のご希望について、確認いたしました。
進め方として、次の2案をご相談できればと存じます。

A案:当初の10ページを、110,000円(税込)で10月15日に納品
     今回は比較表を追加しない

B案:比較表3ページを追加した13ページを、
     合計132,000円(税込)で10月19日に納品
     10月9日15時までの必要データ受領・ご承認が前提

現在のご予算と納期を維持する場合は、A案で対応可能です。
15日のご利用に、当初の10ページで支障がないか
ご確認いただけますでしょうか。

比較表も必須の場合は、その旨をお知らせください。
必要な内容を伺い、対応範囲をあらためて確認いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社△△ 田中

A案では、比較表は納品されません。
後日無料で追加する約束に見えないよう、今回の対応範囲を明記します。

対応が難しい追加分を断り、当初分の進め方を伝える

追加分を引き受けられず、当初の10ページは予定どおり仕上げられる場合の例です。

件名:追加のご依頼についてのご回答

株式会社○○
山田様

いつもお世話になっております。
株式会社△△の田中です。

比較表3ページの追加について、作業予定を確認いたしました。
恐れ入りますが、今回の追加分は、
ご希望の納期と費用ではお引き受けできません。

当初ご依頼いただいた10ページは、
110,000円(税込)で10月15日に納品する予定で進めております。

比較表の追加が必須の場合は、
当初分の利用方法にも関わるため、進め方をご相談できればと存じます。

どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社△△ 田中

断る対象は、今回の追加分です。
当初の仕事まで取りやめるように読めないかを確認します。

別日なら対応できる、別の担当者を紹介できるといった提案は、実行できる場合に添えます。
代案を出すために、新しい約束を無理に増やす必要はありません。

追加条件を押し切られそうな時の返し方

費用や納期を説明しても、「少しだけだから」と話が戻ることがあります。
同じ説明を強い言葉で繰り返す前に、相手に伝わっていない工程や条件を確かめます。

「少し追加するだけだから」には、増える工程を具体的に伝える

見た目には小さな変更でも、元データの確認から必要な場合があります。
どこに時間がかかるかを、相手が判断できる範囲で説明します。

比較表自体は3ページですが、元データの集計と数値の確認が必要になります。作成する時間も含め、提出日をあらためてご相談させてください。

「簡単ではありません」と返すだけでは、相手は作業の難しさについて話し続けるかもしれません。
必要な工程と日程を示せば、調整する対象が具体的になります。

調べた結果、元の条件で対応できるなら、その範囲を伝えます。
引き受ける場合も、「今回はこの2か所まで」と分かる形にしておくと、その後の相談がしやすくなります。

「前からお願いしていた」には、当初の記録を一緒に確認する

自分には初めての話でも、相手は依頼済みだと思っている場合があります。
記憶の違いだけで話し続けず、同じ資料を確認します。

私が確認している10月1日のご依頼文では、資料10ページの作成と認識しています。比較表についてのご連絡がありましたら、該当箇所を一緒に確認させてください。

別のメールや口頭で合意していたと分かれば、その内容も踏まえて対応を考えます。
自分が見落としていたなら、「こちらの確認が漏れていました」と具体的に伝えます。

記録がなく、双方の記憶が異なる場合は、その状態を残したまま、現在必要な内容と進め方を相談できます。
不明な点を無理に確定させる必要はありません。

連絡履歴が食い違っている時の確認方法は、「聞いていない」と言われた時の返し方でも解説しています。

「予算も納期も変えられない」には、実行できる範囲と対応可否を返す

提示した案が相手の希望に合わないこともあります。
だからといって、実行できない条件で「何とかします」と返すと、後からもう一度予定を相談することになります。

現在の予算と納期で対応できるのは、当初の10ページまでです。比較表の追加も必要な場合は、条件をあらためてご相談させてください。

社内の仕事なら、別の作業を後にする、担当を分けるといった方法を上司に相談できます。
取引先との案件なら、追加分の見送りや別の発注を相談する場合もあります。

どの案でも対応できない時は、追加分を引き受けられないと明確に伝えます。
「難しいかもしれません」と可能性を残し続けず、当初の仕事をどう進めるかを確かめます。

条件の追加が続く時は、変更内容と了承した条件を残す

一度の相談が済んでも、翌日に別の担当者から追加の連絡が来ることがあります。
そのたびに個別で返事をすると、どの条件が最新なのか分かりにくくなります。

複数の依頼を、一つの案件として整理し直します。

追加の要望をまとめてもらい、判断する相手を確認する

担当者ごとに要望が違う場合は、内容を取りまとめる人を確認します。
費用や納期を了承できる人が、連絡窓口と同じとは限りません。

追加のご要望を一度まとめていただけますでしょうか。その内容を基に、費用と納期をあらためてご案内します。変更条件のご確認は、山田様にお願いする形でよろしいでしょうか。

要望をまとめてもらう期限も決めます。
その後に変更があれば、どの内容が増えたのかを確認し、条件を再調整します。

変更前後・費用・納期・承認をまとめる確認メモ

メールが何通も続くと、金額は最新でも納期が古いまま、といった取り違えが起きることがあります。
変更案を一か所にまとめ、回答も同じ履歴で確認できるようにします。

案件名・確認日:
当初の内容・確認資料:
今回の追加・変更:
変更後の対応範囲:
費用(当初・追加・合計/税込・税別):
納期(変更前・変更後・成立する前提):
判断する相手・回答期限・了承の状況:
回答待ちの間の進め方:

先ほどの営業資料について、変更案を送った直後なら、次のように整理できます。

確認項目記入例
当初の内容と確認資料営業資料10ページ。10月1日の見積書と了承メール
今回の追加・変更別商品の比較表3ページを追加
変更後の対応範囲営業資料13ページ。既存商品の説明10ページと比較表3ページ
費用当初110,000円+追加22,000円=合計132,000円。すべて税込
納期と前提10月15日から19日への変更案。9日15時までの必要データ受領・承認が前提
判断する相手・回答期限・状況山田様。10月9日15時まで。回答待ち
回答待ちの進め方比較表は未着手。当初分を進めてよいかは確認中

この段階の納期と金額は、まだ提案です。
返答が来たら、了承された内容と日時を記録します。

相手へ送る時も、「上記の範囲・費用・納期で進めてよいか、ご返信をお願いいたします」と、必要な回答を具体的にします。
契約や社内規程で定めた発注・変更手続きがある場合は、その手続きも行います。

回答待ちの追加分と、進められる作業を分けて確認する

見積もりを送って返事がないと、納期が気になって先に進めたくなります。
ただ、相手は社内で予算を確認している途中かもしれません。

変更案を送ったことと、その条件で了承されたことは別です。

追加分は、費用と納期をご承認いただいてから着手いたします。当初分は予定どおり進めますが、比較表の追加に伴って既存ページにも変更が必要か、ご確認をお願いいたします。

追加の比較表が既存ページの数値にも関わるなら、当初分をそのまま仕上げると手戻りになる場合があります。
その場合は、影響する箇所と、先に進められる箇所を相談します。
追加の返事を待つ間に、当初分まで一律に止めるのではなく、元の約束も踏まえて進め方を決めます。

返事がなければ、回答期限と納期への影響を添えて再連絡します。
期限を過ぎたことだけで了承されたと扱わず、必要に応じて担当者や決定者へ確認します。

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調整できない要求が続く時は、経緯と負担を整理して相談する

何度相談しても、追加分を元の費用と期限で行うよう求められる場合があります。
自分だけの返答で調整できないなら、上司・責任者・契約担当へ相談します。

追加の依頼が3回あり、当初の予定より作業が増えています。変更点と必要時間を整理しました。今の期限では全範囲を終えられないため、対応範囲と分担の判断をお願いしたいです。

依頼日、追加内容、伝えた影響、相手の返答を残しておくと、相談を受けた人が経緯を確かめられます。
「いつも無理を言われる」だけでなく、今回の仕事に何が起きているかを示します。

フリーランスとしての取引で、追加作業の費用負担や契約範囲について争いが続く場合は、フリーランス・トラブル110番で弁護士に無料で相談できます。

後から条件を追加された時のよくある質問

Q1.「後出しは困ります」と伝えてもよいですか?

困っていることは伝えられます。
ただ、その一言だけでは、相手は何を変更すればよいか分かりません。

追加の確認工程が入るため、現在の提出日では間に合わない見込みです。提出日をご相談させてください。

相手を評価する言葉より、実際の影響と必要な調整を具体的にします。

Q2.一度「承知しました」と返した後でも、条件を相談できますか?

まず、何を了承した返事だったのか、前後のやり取りを確認します。
対応を約束した後に負担が分かったなら、説明が不足していた点も伝え、早めに相談します。

先ほどは対応可能とお伝えしましたが、追加の集計が必要な点を確認できていませんでした。確認が不十分で申し訳ありません。必要な作業を整理しましたので、提出日をご相談させてください。

相談を送っただけで、すでに合意した条件が変更されたとは扱いません。

Q3.追加料金が決まる前に、作業を始めてもよいですか?

費用負担や作業範囲が曖昧なまま追加分に着手すると、後から認識が食い違うおそれがあります。
先に、どの条件で進めるかを確認します。

着手前に総額を確定しにくい作業なら、時間単価・上限金額・上限を超える前の確認方法を決める選択肢があります。
既存の契約や指定の手続きに沿って、相手と合意してから進めます。

Q4.契約書がなく、当初の作業範囲も曖昧な時はどうしますか?

依頼メール、チャット、見積書、当時のメモから、確認できる内容を整理します。
記載がないことだけで追加作業と決めず、双方の認識を確かめます。

当初の対応範囲について、認識をそろえさせてください。私は○○までと考えておりましたが、△△も含めてお考えだったでしょうか。

今後の範囲・費用・期限について、合意できた点を文面に残します。
話がまとまらない部分は、確認中として扱います。

まとめ:増えた作業と変更する条件を、具体的に相談する

資料10ページを作る予定が、比較表を含む13ページに変わる。
その時に必要なのは、増えたページを作れるかだけでなく、元の提出日や費用で対応できるかを確かめることです。

最初の返事では、確認することと回答時刻を伝える

判断する材料が足りない間は、確認する時間を取れます。

追加内容と提出日への影響を確認し、本日15時までに対応案をお伝えします。

当初の依頼を調べ、必要な作業が分かってから、相談する条件を具体化します。

相談後は、対応範囲・費用・期限・了承を確かめる

「比較表も含めて、合計132,000円で10月19日納品」と了承されたなら、その内容を記録します。
合意に至らなければ、追加分を見送るのか、別の案を検討するのかを確認します。

追加分と当初の仕事を分けて考えることで、どこまで進めてよいかも明確になります。

ことのは先生よりひとこと

ことのは先生
ことのは先生

「比較表も追加して。締め切りはそのままで」と言われると、断るか、頑張って引き受けるかで迷うかもしれません。
でも、その前に、比較表を作るために何が必要なのかを伝えられます。

集計に時間がかかるなら、提出日を相談する。
追加の費用が必要なら、作業内容と一緒に見積もりを示す。
対応できない場合は、追加分を引き受けられないと伝えます。

10月15日までの資料に何を含めるか。
そこを相手と確かめる一言から、仕事の進め方を決め直せます。

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