「ご無沙汰しております」はいつから?久しぶりの取引先へのメール例文と書き方

「ご無沙汰しております」はいつから?久しぶりの取引先へのメール例文と書き方 敬語・ビジネス言葉

「ご無沙汰しております」はいつから?久しぶりの取引先へのメール例文と書き方

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数か月ぶりの取引先へメールを送ろうとして、「ご無沙汰しております」と入力したところで手が止まることがあります。

2か月では早すぎるのか。半年空いたなら「大変」を付けるべきなのか。3か月という数字を境にすれば迷わずに済みそうですが、相手が感じる久しぶりの長さは、カレンダーだけでは決まりません。

一般的には、前回の連絡から2~3か月程度が一つの目安です。ただし、これは決められたマナーではありません。毎週連絡していた相手なら1か月でも長く感じられ、年に一度だけ関わる相手なら3か月では大げさに響きます。

判断したいのは、普段より長く連絡が途絶えていたかどうかです。前回の接点と今回連絡する理由まで言葉にできれば、久しぶりのメールは気まずい挨拶ではなく、関係を自然につなぎ直す一通になります。

  1. 「ご無沙汰しております」はいつから使う?目安は2~3か月
    1. 「3か月以上」は決まりではなく一つの目安
    2. 期間よりも普段の連絡頻度で判断する
    3. 期間別早見表|1か月・3か月・半年・1年以上
    4. 会っていなくても連絡が続いていれば「ご無沙汰」ではない
  2. 「ご無沙汰しております」の意味と目上への使い方
    1. 長く連絡しなかったことをわびる挨拶
    2. 取引先や上司など目上の人にも使える
    3. 「お久しぶりです」との違いは丁寧さとお詫びの有無
  3. 久しぶりの取引先へ送るメールの基本構成
    1. 件名には挨拶ではなく用件を書く
    2. 書き出しで社名・氏名・以前の接点を伝える
    3. 「なぜ今、なぜこの相手に連絡したのか」を書く
    4. 結びで相手に求める行動を一つに絞る
  4. 【件名付き】久しぶりの取引先へのメール例文
    1. 以前の案件について再び相談したい場合
    2. 久しぶりに打ち合わせをお願いする場合
    3. 過去の取引先へ新サービスを案内する場合
    4. 異動・転職・独立後にあらためて連絡する場合
  5. 久しぶりのお願いや営業を身勝手に見せない書き方
    1. ご無沙汰のお詫びは一文で済ませる
    2. 相手が思い出せる具体的な接点を書く
    3. 相手に連絡した理由を個別化する
    4. お願いの範囲と所要時間を明らかにする
  6. 「ご無沙汰しております」が不自然になる場面と直し方
    1. 初めて連絡する相手には使わない
    2. 最近連絡した相手や返信が遅れた相手には使わない
    3. 「お世話になっております」と重ねすぎない
    4. よくある不自然な書き方を直す
  7. 「ご無沙汰しております」に関するよくある質問
    1. 「ご無沙汰しております」と言われた時は何と返信しますか?
    2. 「ご無沙汰しておりますが、お変わりございませんか」は正しいですか?
    3. 電話や対面でも使えますか?
    4. 「ご無沙汰しております」と「ご無沙汰しておりました」の違いは何ですか?
  8. まとめ|期間だけでなく連絡頻度と用件で判断する
    1. 迷った時に確認する三つのポイント
    2. ことのは先生よりひとこと

「ご無沙汰しております」はいつから使う?目安は2~3か月

「3か月以上」は決まりではなく一つの目安

「3か月を過ぎたら使う」と覚えている人もいるかもしれません。実務上は分かりやすい目安ですが、3か月という期間が敬語のルールとして定められているわけではありません。

デジタル大辞泉では、「ご無沙汰」を長らく訪ねなかったり、便りをしないままでいたりすること、その状態をわびる挨拶と説明しています。具体的な月数は示されていません。
出典:デジタル大辞泉

ビジネスマナーの記事でも、目安は「2~3か月」「3か月程度」「3か月以上」と分かれています。リクナビNEXTは3か月程度、バイトルマガジンは2~3か月以上を目安としています。
出典:リクナビNEXTバイトルマガジン

したがって、2~3か月は使用を検討し始める目安と考えるのが自然です。数字だけで使用を決める境界ではありません。

期間よりも普段の連絡頻度で判断する

同じ1か月でも、受け取られ方は関係によって変わります。

毎週進捗を共有していた担当者と1か月連絡が途絶えれば、お互いに久しぶりだと感じるでしょう。一方、半年ごとの契約更新時だけ連絡する相手へ3か月ぶりに送るなら、通常の間隔の範囲です。

迷った時は、前回から何日たったかではなく、次の二つを確かめます。

  • 以前はどのくらいの頻度で連絡していたか
  • 今回の空白は、いつもの間隔より明らかに長いか

普段より長く空いているなら、「ご無沙汰しております」がなじみます。

期間別早見表|1か月・3か月・半年・1年以上

次の表は、取引先へ連絡する場合の一般的な目安です。日常的な連絡頻度や相手との関係を優先して調整してください。

前回の連絡からの期間使用の目安自然な書き出し
1~2週間通常は使わない先日はありがとうございました
1か月連絡頻度によるが、通常はまだ早い先月の○○ではお世話になりました
2~3か月普段より長く空いた場合は使いやすいご無沙汰しております
半年程度自然に使える大変ご無沙汰しております
1年以上「大変」「長らく」を添えると自然長らくご無沙汰しております
数年前回の接点も明記する○年の○○以来、大変ご無沙汰しております

1年以上空いていても、謝罪を何行も重ねる必要はありません。「大変ご無沙汰しております」と伝えた後、相手が自分を思い出せる情報へ移るほうが親切です。

会っていなくても連絡が続いていれば「ご無沙汰」ではない

半年間会っていなくても、メールや電話で定期的に連絡しているなら、音信が途絶えていたわけではありません。

対面だけが久しぶりなら、次のように事実を限定します。

直接お目にかかるのは、昨年の展示会以来となります。

久しぶりにお会いできることを楽しみにしております。

返信や報告が遅れた場面も同じです。「ご無沙汰しております」で曖昧にせず、「ご返信が遅くなり、申し訳ございません」「ご報告が遅れましたことをお詫び申し上げます」と、遅れた内容を明らかにします。

「ご無沙汰しております」の意味と目上への使い方

長く連絡しなかったことをわびる挨拶

「ご無沙汰しております」には、単なる「久しぶり」よりも一歩深い意味があります。

「無沙汰」は、訪問や便りをしない状態を表します。そこに相手への敬意を示す「ご」を付け、自分がその状態にあることを丁重に述べているため、「長い間こちらから連絡せず、失礼いたしました」という軽いお詫びが含まれます。

ただし、約束した連絡を忘れていた場合や、相手を待たせていた場合は、この挨拶だけでは足りません。その時は、遅れた事実を別の一文で明確に謝ります。

取引先や上司など目上の人にも使える

「ご無沙汰しております」は、取引先、顧客、上司、以前お世話になった人など、目上の相手にも使えます。

「おります」は「いる」の丁重な表現です。

文化庁の敬語解説でも、「おる」は自分側のことを相手へ改まって述べる謙譲語Ⅱに分類されています。
出典:文化庁の敬語解説

そのため、目上の相手に失礼な表現ではありません。気を付けたいのは敬語の正誤より、連絡が空いた期間や関係に合っているかどうかです。

「お久しぶりです」との違いは丁寧さとお詫びの有無

「お久しぶりです」は、再会を喜ぶ気持ちが中心です。「ご無沙汰しております」は、連絡しなかった自分側の状態を丁重に述べ、軽いお詫びも伝えます。

表現丁寧さお詫びの意味適する相手
ご無沙汰しております高い含む取引先、顧客、上司、改まった相手
お久しぶりです標準的ほぼ含まない同僚、親しい仕事相手、友人

取引先に迷った場合は、「ご無沙汰しております」が安定します。親しい担当者であっても、正式な依頼や商談のメールなら、距離を近づけすぎません。

久しぶりの取引先へ送るメールの基本構成

件名には挨拶ではなく用件を書く

久しぶりだからこそ、件名を「ご無沙汰しております」にしたくなります。しかし、受信一覧で見た相手には、何のメールか分かりません。

件名には、相談、打ち合わせ、案内などの用件を入れます。必要に応じて会社名や氏名も添えると、相手が送信者を判断しやすくなります。

分かりにくい件名用件が伝わる件名
ご無沙汰しております○○システム改修についてのご相談
お久しぶりです【面談のお願い】○○企画について
○○株式会社の田中です新サービス○○のご案内【○○株式会社・田中】

書き出しで社名・氏名・以前の接点を伝える

相手が名前だけで思い出してくれるとは限りません。数か月前に一度名刺を交換しただけなら、会社名と氏名に加えて、前回の接点を一つ書きます。

大変ご無沙汰しております。○○株式会社の田中です。昨年6月の採用サイト制作では、大変お世話になりました。

日付、案件名、展示会名、共通の担当者など、相手の記憶に残っていそうな情報が有効です。詳しい経歴を説明するより、一つの具体的な接点のほうが早く思い出してもらえます。

「なぜ今、なぜこの相手に連絡したのか」を書く

挨拶の直後に商品案内が始まると、過去の関係を営業に利用された印象が残ります。

相手へ連絡した理由を、一文でつなぎます。

当時ご相談いただいた採用後の定着支援に関する新サービスを開始したため、佐藤様のお役に立てるのではないかと思い、ご連絡いたしました。

過去の会話と今回の用件が結び付けば、一斉送信ではなく、自分に届いたメールとして読めます。

結びで相手に求める行動を一つに絞る

最後に、「資料を見てほしい」「候補日を選んでほしい」「可否を返信してほしい」のうち、相手に求める行動を一つに絞ります。

ご関心がございましたら、30分ほどオンラインでご説明いたします。差し支えなければ、ご都合のよい日時を二つほどお知らせいただけますでしょうか。

所要時間や回答期限も具体的にすると、相手は引き受けるかどうかを判断できます。

【件名付き】久しぶりの取引先へのメール例文

以前の案件について再び相談したい場合

過去の案件名と今回の相談事項を結び付けます。相手が検討に必要な資料や期限も書いておくと、往復の連絡を減らせます。

件名:採用サイト改修についてのご相談【○○株式会社・田中】

株式会社△△
営業部 佐藤様

大変ご無沙汰しております。
○○株式会社の田中です。

昨年6月の採用サイト制作では、多大なご協力をいただき、誠にありがとうございました。

このたび、採用職種の追加に伴い、サイトの一部改修を検討しております。
前回の設計をご担当くださった佐藤様に、改修範囲と進め方について再度ご相談したく、ご連絡いたしました。

概要をまとめた資料を添付しております。
ご対応の可否について、○月○日までにお知らせいただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

久しぶりに打ち合わせをお願いする場合

面談の目的と所要時間を先に示し、候補日時を複数用意します。対面だけでなくオンラインも選べる形なら、相手の負担を抑えられます。

件名:【打ち合わせのお願い】○○企画について

株式会社△△
企画部 佐藤様

大変ご無沙汰しております。
○○株式会社の田中です。

昨年10月の○○展示会では、弊社ブースへお立ち寄りいただき、ありがとうございました。

その際に伺った業務効率化のお話に関連して、新たにご提案できる内容がまとまりました。
一度、30分ほどご説明の機会をいただけないかと思い、ご連絡いたしました。

・○月○日(○)10時~12時
・○月○日(○)14時~17時
・○月○日(○)終日

対面とオンラインのどちらでも対応可能です。
ご都合のよい日時と方法をお知らせいただけますでしょうか。

ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

候補日の出し方や相手が返信しやすい尋ね方は、「ご都合はいかがでしょうか」の使い方と日程調整メール例文でも詳しく紹介しています。

過去の取引先へ新サービスを案内する場合

商品を売りたい事情ではなく、相手に案内する理由を書きます。関心がない場合に返信を求めない一文も、久しぶりの相手には有効です。

件名:在庫管理サービス○○のご案内【○○株式会社】

株式会社△△
業務部 佐藤様

大変ご無沙汰しております。
○○株式会社の田中です。

一昨年の業務改善プロジェクトでは、大変お世話になりました。

当時、複数拠点の在庫確認に時間がかかると伺っておりました。
このたび弊社で、その課題に対応する在庫管理サービス○○を開始したため、佐藤様のお役に立てる可能性があると思い、ご案内いたしました。

概要資料を添付しておりますので、ご関心がございましたらご覧ください。
詳しい説明をご希望の場合は、30分ほどオンラインでご案内いたします。

現時点でご不要でしたら、ご返信には及びません。
今後ともよろしくお願いいたします。

異動・転職・独立後にあらためて連絡する場合

所属が変わったメールでは、現在の立場を早めに明らかにします。近況報告だけなのか、相談もあるのかを分けると、相手を戸惑わせません。

件名:異動のご挨拶【○○株式会社・田中】

株式会社△△
営業部 佐藤様

大変ご無沙汰しております。
以前、株式会社□□で○○案件を担当しておりました田中です。

在職中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

このたび○○株式会社へ入社し、法人向けサービスの企画を担当することになりましたので、ご挨拶を差し上げました。
現在の連絡先は、署名のとおりです。

まずは異動のご報告まで申し上げます。
今後どこかでご一緒できる機会がございましたら幸いです。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

久しぶりのお願いや営業を身勝手に見せない書き方

ご無沙汰のお詫びは一文で済ませる

連絡しなかった事情を長く説明すると、相手は用件へたどり着く前に、こちらの弁明を読まされることになります。

特別な約束違反がなければ、「大変ご無沙汰しております」で十分です。返信期限を過ぎた、資料送付を忘れたなど、明確な落ち度がある時だけ、その事実を別に謝ります。

短く済ませるのは、お詫びを軽くするためではありません。相手が知る必要のある情報を優先するためです。

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相手が思い出せる具体的な接点を書く

「以前お世話になりました」だけでは、相手が記憶を探す範囲が広すぎます。

昨年6月の採用サイト制作で、原稿確認をご担当いただきました。

○月の○○展示会で、在庫管理についてお話を伺いました。

年月、案件名、場所、担当した内容のうち、一つか二つを入れます。相手が思い出せる事実があれば、親しさを強調する言葉は必要ありません。

相手に連絡した理由を個別化する

久しぶりの営業メールで警戒されるのは、連絡が空いたことより、「なぜ自分に届いたのか」が分からない時です。

抽象的な書き方個別化した書き方
新サービスを開始したためご案内します以前伺った○○の課題に対応するサービスを開始したため、ご案内しました
ぜひ一度お話ししたいです前回の○○を踏まえ、改修範囲についてご相談したく連絡しました
皆様に好評です△△業務の確認時間を減らせる機能があります

相手との過去の会話を使うなら、誇張せず、今回の用件と直接関係する事実だけを選びます。

お願いの範囲と所要時間を明らかにする

「少しお時間をいただけませんか」では、5分なのか1時間なのか分かりません。「30分ほどオンラインで」「添付資料2ページをご確認のうえ」のように範囲を示します。

断っても関係が悪くならないことも伝えられます。

ご都合が合わない場合は、どうぞお気遣いなくお知らせください。

現時点でご不要でしたら、ご返信には及びません。

相手が判断できる情報と断れる余地がそろうと、久しぶりのお願いでも一方的に見えにくくなります。

「ご返信には及びません」を使ってよい内容と、返信が必要な内容の見分け方は、返信不要を丁寧に伝える言い換えと使い方で詳しく解説しています。

「ご無沙汰しております」が不自然になる場面と直し方

初めて連絡する相手には使わない

過去に会ったことも連絡したこともない相手には、途絶えていた関係がありません。「ご無沙汰しております」は使わず、連絡の経緯を示します。

突然のご連絡失礼いたします。○○様からご紹介いただきました、△△株式会社の田中と申します。

名刺を交換しただけでも、相手が覚えていない可能性があります。その場合は「昨年の○○展示会で名刺交換をさせていただきました」と接点を明記します。

最近連絡した相手や返信が遅れた相手には使わない

先週や先月にやり取りした相手へ「ご無沙汰しております」と書くと、前回の連絡を忘れているように見えることがあります。

最近の接点があるなら、「先日はありがとうございました」「先月の打ち合わせではお世話になりました」が自然です。

自分の返信が遅れた場合は、「ご無沙汰しております」へ置き換えず、何が遅れたのかを伝えます。

ご返信が遅くなりましたこと、深くお詫び申し上げます。

「お世話になっております」と重ねすぎない

二つの挨拶を併用すること自体が誤りとは限りません。会社同士の取引は続いているものの、担当者本人とは長く連絡していない場合には、両方の意味が成立します。

ただし、冒頭で続けて並べると重くなります。

いつもお世話になっております。○○株式会社の田中です。佐藤様には大変ご無沙汰しております。

過去の取引がすでに終わっているなら、次の形が自然です。

大変ご無沙汰しております。以前、○○案件でお世話になりました田中です。

関係が現在も続いているのか、過去のものなのかを言葉にすると、挨拶の重なりを避けられます。

相手や状況に合う別の書き出しを探している場合は、「お世話になっております」の言い換えと場面別の使い分けも参考にしてください。

よくある不自然な書き方を直す

避けたい書き方不自然に見える理由自然な直し方
ご無沙汰しております。お久しぶりです意味が重なるご無沙汰しております
件名:ご無沙汰しております用件が分からない件名:○○についてのご相談
先週以来、ご無沙汰しております期間が短い先日はありがとうございました
初めまして。ご無沙汰しております初対面と矛盾する突然のご連絡失礼いたします
長らく連絡せず申し訳ございません。早速ですが契約をお願いします謝罪から営業への移り方が唐突過去の接点と今回連絡した理由を示す

丁寧な挨拶を足すほど自然になるとは限りません。相手が把握したいのは、誰から、なぜ今、何のために届いたメールなのかです。

「ご無沙汰しております」に関するよくある質問

「ご無沙汰しております」と言われた時は何と返信しますか?

自分からも連絡していなかった場合は、「こちらこそご無沙汰しております」と返せます。

こちらこそ大変ご無沙汰しております。ご連絡をいただき、ありがとうございます。

続けて、相手の用件への回答を書きます。こちらに非がないのに謝罪を重ねる必要はありません。

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「ご無沙汰しておりますが、お変わりございませんか」は正しいですか?

正しい表現です。以前から親しくしている相手や、近況を尋ねても差し支えない関係に適しています。

ただし、相手の健康状態や事情が分からない場合は、無理に入れなくても失礼ではありません。取引先への用件が明確なら、「ご無沙汰しております。○○株式会社の田中です」と名乗り、前回の接点へ進めます。

電話や対面でも使えますか?

メールだけでなく、電話や対面でも使えます。

電話では、挨拶の直後に会社名、氏名、以前の接点を伝えます。相手が誰か分からないまま会話を続ける時間を作らないためです。

大変ご無沙汰しております。○○株式会社の田中です。昨年の○○案件ではお世話になりました。

「ご無沙汰しております」と「ご無沙汰しておりました」の違いは何ですか?

どちらも使えますが、捉えている時間が少し異なります。

「ご無沙汰しております」は、長く連絡していない現在の状態を丁重に述べる定型的な挨拶です。久しぶりのメールの書き出しには、こちらが一般的です。

「ご無沙汰しておりました」は、連絡が途絶えていた過去の期間を振り返る響きがあります。

半年ほどご無沙汰しておりましたが、このたび担当へ復帰いたしました。

現在の挨拶なら「しております」、過去の空白を説明する文なら「しておりました」と考えると選びやすくなります。

まとめ|期間だけでなく連絡頻度と用件で判断する

迷った時に確認する三つのポイント

「ご無沙汰しております」は、一般的には2~3か月ほど連絡が空いた頃から使いやすくなります。ただし、月数だけで決まる敬語ではありません。

  • 普段の連絡頻度より長く空いているか
  • 相手が思い出せる前回の接点を書いたか
  • 今連絡した理由と、求める行動が明確か

冒頭で迷っていた取引先と、以前は毎月連絡していたとします。最後の案件から4か月が過ぎているなら、次の書き出しで不自然ではありません。

大変ご無沙汰しております。○○株式会社の田中です。昨年の採用サイト制作では、大変お世話になりました。

3か月という数字を越えたから正しいのではありません。普段より長く空いたことを認め、相手が記憶をたどれる一文を添えたから、挨拶が今の関係になじみます。

久しぶりのメールで相手が最初に知りたいのは、空白の長さよりも、誰が何のために戻ってきたのかです。

ことのは先生よりひとこと

ことのは先生
ことのは先生

「ご無沙汰しております」を使う目安は2~3か月ですが、決まりではありません。
普段より長く連絡が空いたかを確かめ、前回の具体的な接点を一つ添えましょう。
それだけで、久しぶりの一通が相手の記憶につながりやすくなります。

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