オンライン会議の言葉遣い入門|好印象を与える発言の始め方と締め方
オンライン会議で話すとき
「この言い方で失礼になっていないだろうか」と不安になる人も多いでしょう。
顔が小さく映る画面越しでは
表情や空気感よりも、短い一言の方が強く印象に残ります。
発言の中身は同じでも
入り方と締め方を少し整えるだけで
「話しやすそう」「落ち着いている」「信頼できそう」と受け取られ方が変わるでしょう。
この記事では、テンプレート集ではなく
オンライン会議ならではの前提を押さえながら
自分の言葉として使える「発言の始め方・締め方」の考え方を整理していきます。
この記事で分かること
- オンライン会議で「第一声」と「締めの一言」が印象を左右する理由
- 発言がかぶりやすい、誰が聞いているか分かりにくいなどオンライン特有の前提と、その中で意識したい言葉遣いのポイント
- 賛成・反対・質問などシーン別に、発言の入り方を整える考え方とNG/OKのパターン
- 報告や提案を「きちんと終わらせる」ための締め方と、次のアクションまで伝える一言の工夫
- 例文に頼りきりにならず、自分の立場や社風に合わせてオンライン会議の言葉遣いを育てていくコツ
オンライン会議で「第一声」と「締めの一言」が印象を左右する理由
オンライン会議では、対面の会議に比べて伝わる情報が少ないでしょう。
画面越しの小さな顔と声だけで「どんな人か」「話しやすいか」が判断されます。
その中で、参加者がはっきり受け取れるのは
あなたが話し始める「第一声」と、話し終えるときの「締めの一言」です。
内容そのものよりも
- 最初にどう名乗るか
- どんなトーンで入り出すか
- 最後に何を一言添えるか
といった部分が、印象として切り取られて残りやすいでしょう。
このパートでは
なぜオンライン会議で「入り」と「締め」が重要になるのかを、順番に整理していきます。

カメラ越しのコミュニケーションは「情報量」が少ない
対面の会議では、表情や姿勢、視線、ちょっとした仕草まで含めて情報が伝わります。
声のトーンだけでなく、空気感や場の雰囲気も共有しやすいでしょう。
一方、オンライン会議では
- カメラの角度
- 部屋の明るさ
- 回線の状況
といった要因で、見える情報がかなり限られます。
多くの場合、相手が受け取れるのは
- 画面に映る顔の一部
- マイクを通した声
- 画面共有の資料
といった要素だけでしょう。
そのため、相手はどうしても「声と言葉」に頼って、あなたの印象を判断します。
表情が多少硬くても、言葉やトーンが落ち着いていれば「話しやすそうだ」と感じてもらえることもあるでしょう。
逆に、画面の情報が少ない分
第一声がぶっきらぼうだったり、曖昧な入り方だったりすると
その一瞬の印象が強く残ってしまいます。
オンライン会議では
- 最初に何と言うか
- どのくらいの速さと声量で話し始めるか
が、対面以上に「この人は話を聞きやすいかどうか」の判断材料になると考えた方がよいでしょう。
オンライン会議では「発言が切り取られて記憶される」
オンライン会議では、参加者がそれぞれの画面越しに話を聞きます。
資料を見ながら、別のタブを開きながら、チャットも流れる中で話を追うことも多いでしょう。
そのため、あなたが話した内容のすべてが記憶に残るわけではありません。
多くの場合、印象に残るのは次のような短い断片です。
- 最初にどんな一言を添えたか。
- 強調した部分を、どんな言い方でまとめたか。
- 最後にどんな締めの言葉を使ったか。
つまり、オンライン会議では
「発言全体」ではなく「一部のフレーズ」だけが切り取られて記憶されやすいでしょう。
ここで、始め方と締め方が曖昧だとどうなるでしょうか。
- 何の前置きもなく、いきなり本題に入る。
- 結論が分からないまま、なんとなく話が終わる。
このような話し方になると
「結局、何が言いたかったのか分からない人」という印象が残りやすくなります。
一方で、始め方と締め方を整えると
- 何について話し始めたのか。
- どんな立場から話しているのか。
- 最後に何を伝えたいのか。
が、短いフレーズとして相手の記憶に残りやすくなるでしょう。
オンライン会議では
途中の説明を完璧に言おうとするよりも
「入り」と「締め」の一言を意識的に整える方が、誤解を減らしやすいと言えます。
好印象な人は「入り」と「締め」に一言プラスしている
オンライン会議で「話しやすい」「感じがいい」と受け止められる人は
特別なテクニックを使っているわけではないでしょう。
共通しているのは
発言の「入り」と「締め」に、短い一言を意識的に添えていることです。
たとえば、入り方であれば
- 「◯◯部の△△です。先ほどのご説明について、一点だけ補足させてください。」
- 「賛成の立場なのですが、リスクの観点から一つだけ共有させてください。」
というように
「あいさつ+要件」や「立場+目的」を先に示してから本題に入るケースが多いでしょう。
締め方であれば
- 「以上が本日の報告になります。ご確認いただけますと幸いです。」
- 「こちらの案で一度進めてみたいと考えています。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。」
といった形で
「結論+一言の感謝」や「方針+お願い」を最後に置くことが多いはずです。
このように、好印象な人は
発言の前後に「相手への配慮」を感じさせる短いフレーズを足しています。
この記事全体では、この考え方をもとにして
- オンライン会議ならではの前提
- 発言の始め方のパターンとNG/OK例
- 発言の締め方と、次のアクションまで伝える一言のコツ
を順番に整理していく予定です。
テンプレートを暗記するというより
「入り」と「締め」にどんな一言を添えれば、相手が聞きやすくなるかを考える視点を持てると
オンライン会議の発言はずっと楽になるでしょう。
オンライン会議ならではのコミュニケーションの特徴を押さえる
オンライン会議は、対面の会議とは前提が違う場でしょう。
声が少し遅れて届きます。
誰がどこで聞いているか分かりにくいです。
チャットやリアクションも同時に動きます。
こうした前提があるからこそ
「なぜこの一言が必要なのか」が変わってきます。
まずは、オンライン会議特有の特徴を整理しておくとよいでしょう。
ラグ・かぶり・ミュートによる「聞こえづらさ」
オンライン会議では、音声の遅延が起こりやすいでしょう。
発言のタイミングが半歩ずれることがあります。
その結果として、次のようなことが起きやすくなります。
誰かが話し始めた瞬間に、自分の声がかぶってしまいます。
その場では、相手に「割り込まれた」と感じさせる可能性があります。
また、ミュートのオン・オフも影響します。
話そうとしてミュートを外すときに、数秒のタイムラグが生まれます。
その間に別の人が話し始めてしまうこともあるでしょう。
こうした「オンライン特有の聞こえづらさ」は、悪気とは関係なく起きます。
それでも、相手には「話をさえぎられた」「雑に扱われた」と伝わってしまうことがあります。
この前提を踏まえると、次のような工夫が必要になるでしょう。
一拍おいてから話し始めます。
誰かの発言が終わったと感じたあとに、心の中で一度だけ数を数えます。
それから「◯◯です。少し補足させてください。」と入るイメージです。
もう一つは「名前を呼んでから話す」ことです。
「◯◯さんのお話に関連して、△△と申します。」という入りにします。
こうすることで、割り込みではなく「受けて話している」印象になりやすいでしょう。
ラグやかぶりは完全には防げません。
だからこそ、少し丁寧な入り方を意識することで
「失礼な割り込み」に見えにくくしていくことが大切になるでしょう。
誰が聞いているか分かりにくい構造
オンライン会議では、画面に映っていない人も参加している場合があります。
カメラオフの人もいます。
途中参加の人もいます。
対面の会議では、会議室にいる全員の顔が見えます。
「この人たちに向けて話している」という感覚を持ちやすいでしょう。
一方でオンライン会議では
- どこまで話が共有されているか
- どの立場の人が聞いているか
を、その場で正確につかみにくいです。
その結果として、次のようなギャップが生まれやすくなります。
自分は「いつものメンバーだけだ」と思って話します。
しかし実際には、上位の役職者や別部署のメンバーも聞いている場合があります。
このズレを小さくするには
発言の最初に「自分の立場」と「話す意図」を短く示すとよいでしょう。
たとえば、次のような入り方です。
- 「◯◯部の△△です。現場側の視点から一つだけ共有させてください。」
- 「バックオフィスの立場から、コスト面について補足いたします。」
このように最初に
- 自分がどの立場なのか
- どんな視点から話すのか
を示します。
すると、途中参加の人やカメラオフの人にも、話の位置づけが伝わりやすくなるでしょう。
誰が聞いているか分かりにくい構造だからこそ
「自分の立場・意図を最初に明らかにする一言」が役に立つと言えます。
チャット・リアクションとの組み合わせで伝わり方が変わる
オンライン会議には、音声以外の手段も用意されています。
チャット欄があります。
スタンプやリアクションボタンもあります。
これらは、対面にはない便利な機能でしょう。
一方で、発言の始め方や締め方とバラバラに使うと、意図が伝わりにくくなることもあります。
たとえば、次のような場面です。
口頭では簡単にしか説明していません。
その後に、詳細はチャットに長文で流します。
このとき、発言の締めに一言も添えないと「説明が途中で終わった人」に見えやすいでしょう。
逆に、次のように組み合わせる方法もあります。
口頭で
「概要だけ先に口頭でお伝えします。詳細はこのあとチャットに共有いたします。」
と、最初に宣言します。
説明の最後には
「以上が口頭での説明になります。詳細はチャットをご確認いただけますと幸いです。」
と締めます。
このように、入りと締めでチャットの扱いを言葉にしておくと
- どこまでが口頭の説明か
- どこからが資料やチャットの領域か
を、参加者に明確に示せるでしょう。
リアクションボタンも同じです。
「了解しました」の代わりにリアクションだけ押す場面もあるでしょう。
その場合でも、大事な場面では一度だけ言葉を添えます。
「リアクションで失礼いたしますが、内容は承知いたしました。」
このような一文があるだけで、印象は変わりやすいでしょう。
オンライン会議では
- 発言の始め方と締め方
- チャットやリアクションの使い方
をセットで考えることが大切です。
音声だけで完結させるのではなく
「どの情報を、どの手段で伝えるか」を意識すると、印象はぐっと安定していくでしょう。
発言の始め方の基本パターン|入り方で聞かれ方が変わる
オンライン会議では、第一声の印象で「その後の聞かれ方」がほぼ決まると言ってよいでしょう。
同じ内容を話していても
なんの前置きもなく突然本題に入る人と
一言で「名乗り」「目的」「発言の種類」を示してから話す人では
受け取る側の安心感が大きく変わります。
ここでは、場面を問わず使いやすい「発言の入り方」の考え方を
三つの視点に分けて整理していきます。
まず「名乗り」と「目的」を短く添える
オンライン会議では「誰が話し始めたか」が分かりにくい場面が多いでしょう。
カメラオフの参加者もいます。
部署名や役割を知らない人も参加しているかもしれません。
そこで、発言の最初に
- 自分が誰なのか
- 何のために話すのか
を一言で示しておくと、相手がぐっと聞きやすくなります。
具体的には、次のような入り方が基本形になるでしょう。
- 「経理部の佐藤です。一点だけ確認させてください。」
- 「営業の田中です。現場の状況を補足いたします。」
最初に名乗りを入れるだけで
「どの立場からの発言か」が明確になります。
さらに「確認させてください」「状況を補足いたします」のように
発言の目的を短く添えると、聞き手は次の点をあらかじめ理解できるでしょう。
- これは質問なのか。
- これは説明なのか。
- これは提案なのか。
目的が分かっていると、相手は「何を聞き取ればよいか」を意識しながら聞けます。
結果として、同じ内容でも伝わりやすくなるでしょう。
逆に、名乗りも目的もなく
いきなり「その件ですが」「ちょっと思ったのですが」と話し始めると
誰視点の話なのかが見えにくくなります。
オンライン会議では
「名乗り+目的」で一文を作ってから本題に入ることを
入り方の標準パターンとして持っておくと安心でしょう。
賛成・反対・質問など「発言の種類」を先に示す
オンライン会議では、互いの表情や空気がつかみにくい分
「この後にどんな内容が来るのか」をあらかじめ知らせておくと
相手が構えやすくなります。
そこで有効なのが
賛成・反対・質問など「発言の種類」を最初に一言入れてしまう方法でしょう。
たとえば、次のような前置きです。
- 「賛成の立場なのですが、一点だけ懸念があります。」
- 「少し別の視点から、意見を述べさせてください。」
- 「確認のために、質問を一つよろしいでしょうか。」
こうした前置きには、次のような効果があります。
- 相手が「これから反対意見が来る」「質問が来る」と心構えできる。
- 強い表現を使わなくても、意見の方向性が伝わる。
- 発言の途中で「結局、賛成なのか反対なのか」が分からなくなる事態を防ぎやすい。
とくに反対や懸念を伝えるときは
いきなり「その進め方だとリスクがあります」のように入ると
オンライン環境では強く響きやすいでしょう。
「賛成の立場ではありますが」「一つだけ気になっている点があります」のように
立場を先に示しておくと、相手は「攻撃ではなく建設的な意見だ」と受け取りやすくなります。
オンライン会議では
- 賛成か
- 懸念か
- 質問か
この三つだけでも、発言の種類を前置きで示す習慣を持っておくと
議論がかみ合いやすくなるでしょう。
自分の発言の「長さ」を予告しておく一言
オンライン会議では、相手の集中力が画面越しに分かりにくいでしょう。
自分の話が「長い」と感じられていないかどうかも、読み取りにくいはずです。
そこで、発言の始めに
自分の話の長さを軽く予告しておくと、相手のストレスを減らせます。
代表的な前置きは、次のようなものになるでしょう。
- 「少し長くなりますが、経緯を共有させてください。」
- 「簡潔に要点だけお伝えします。」
- 「三点ほどありますので、順番にご説明いたします。」
あらかじめ「少し長くなりますが」と伝えておけば
聞き手は「今は経緯の説明の時間だ」と理解して聞けます。
途中で口をはさむべきかどうかの判断もしやすくなるでしょう。
逆に、そこまで長くならない場合は
「簡潔に要点だけ」「一点だけ」といった言い方を使います。
- どのくらいの時間がかかりそうか。
- どのくらいの情報量なのか。
を一言で知らせておくことで、相手は心の準備ができます。
オンライン会議では、沈黙もかぶりも起こりやすいです。
だからこそ、自分の発言の「長さ」や「構成」を最初に少しだけ予告しておくと
- 最後まで聞いてもらいやすくなる。
- 途中で話を遮られにくくなる。
といったメリットが生まれるでしょう。
名乗り・目的・発言の種類に加えて
「長さの予告」の一言も組み合わせると
オンライン会議での入り方は、かなり安定していくはずです。
シーン別:発言の始め方フレーズとNG/OK比較
オンライン会議では、同じ内容を話していても「入りの一言」で印象が変わるでしょう。
ここでは、よくある三つの場面にしぼって
- ありがちなNGな入り方
- オンライン会議に合う好印象な始め方
を整理します。
最後に、NG/OKの違いが一目で分かる表もまとめます。

賛成・補足を伝えるときの始め方
賛成するときに「それでいいと思います」だけで終わらせてしまう人は多いでしょう。
短くて楽ですが、オンライン会議では次のように受け取られるリスクがあります。
- 本当に理解して賛成しているのか分からない。
- 他の参加者にとって、何がポイントだったのかが伝わらない。
とくに画面越しでは、うなずきや表情で「賛成の温度感」を伝えにくいです。
そのため、言葉だけで「どこに賛成しているのか」も少し示した方がよいでしょう。
例として、次のような入り方が使いやすいです。
- 「先ほどのご提案に賛成の立場で、一点だけ補足させてください。」
- 「方向性には賛成です。そのうえで、現場の視点から一つ共有させてください。」
ポイントは、次の三つでしょう。
- 「賛成の立場」と先に明言する。
- 「一点だけ」「一つだけ」と量を示す。
- 「補足」「共有」など、目的を短く添える。
これだけで、聞き手は「反対ではない」「少し加える話なのだ」と理解しやすくなります。
オンライン会議の賛成や補足は、ひと呼吸おいて「立場+目的」を一文で添えることを意識するとよいでしょう。
懸念・反対意見を伝えるときの始め方
懸念や反対を伝えるときに
「それは違うと思います」
「いや、それは無理だと思います」
といった入り方をすると、オンラインでは必要以上に強く響きやすいでしょう。
画面越しでは、相手の表情や柔らかさが伝わりにくいです。
そのため、ストレートな否定だけが切り取られて記憶に残りがちです。
そこで、入り方を少しだけ柔らかく整えるとよいでしょう。
たとえば、次のような一言です。
- 「一点だけ気になっている点があります。」
- 「別の見方として、懸念している点を共有してもよろしいでしょうか。」
- 「全体の方向性には賛成なのですが、進め方について一つだけ懸念があります。」
ここでのポイントは、次の通りでしょう。
- いきなり「違う」とは言わない。
- 「気になっている点」「懸念している点」と、感情ではなく内容にフォーカスする。
- 「別の見方として」と、正面から否定する印象を和らげる。
オンライン会議では、とくに反対意見ほど入り方が重要になります。
まずは「懸念の共有」であることを示し、そのうえで具体的な内容に入るとよいでしょう。
質問・確認をしたいときの始め方
質問をするときに
「ちょっといいですか」
「すみません、分からないです」
という入り方をしてしまうケースも多いでしょう。
これらの言い方は、相手にとって次のように感じられる可能性があります。
- 何についての質問なのか分からず、構えづらい。
- 自分の説明が悪かったと責められているように感じる。
オンライン会議では、時間も限られています。
質問の意図が見えないと、相手は「どこから説明し直せばよいのか」を探る必要が出てくるでしょう。
そこで、質問や確認のときは
「確認のために」「◯◯について」など、目的と範囲を先に示すとよいです。
たとえば、次のような入り方でしょう。
- 「確認のために一点お伺いしたいことがあります。」
- 「先ほどのスケジュールの部分について、確認させていただきたい点があります。」
- 「理解をそろえるために、仕様の前提条件を一つ確認してもよろしいでしょうか。」
ここでは、次の点を意識するとよいでしょう。
- 「確認のために」「理解をそろえるために」と目的を明示する。
- 「一点」「二点」と、質問の個数を示す。
- 何についての質問かを、短い名詞で添える。
こうした入り方にすると、相手も落ち着いて説明しやすくなります。
オンライン会議の質問は「聞きたいこと」だけでなく、「何のための質問か」まで含めて伝えると、場が整いやすいでしょう。
シーン別 NG/OK入り方一覧
上で整理した三つのシーンを、NG/OKの比較でまとめます。
どこをどう直しているかが分かるように、ポイントも一行ずつ添えています。
シーン別の入り方を見直すときのチェックリストとしても使えるでしょう。
| シーン | NGな始め方 | 好印象な始め方 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 賛成・補足を伝えるとき | 「それでいいと思います。」 | 「先ほどのご提案に賛成の立場で、一点だけ補足させてください。」 | 賛成の立場を先に示し、どこに何を足すのかを一文で伝える。 |
| 懸念・反対意見を伝えるとき | 「それは違うと思います。」 | 「一点だけ気になっている点があります。」「別の見方として、懸念している点を共有してもよろしいでしょうか。」 | いきなり否定せず、「気になっている点」「別の見方」として切り出す。 |
| 質問・確認をしたいとき | 「ちょっといいですか。」「すみません、分からないです。」 | 「確認のために一点お伺いしたいことがあります。」「先ほどのスケジュールの部分について、確認させていただきたい点があります。」 | 「確認のために」「◯◯について」など、目的と範囲を先に示してから質問に入る。 |
このテーブルを参考にしながら
自分がよく使ってしまうNGパターンを一つずつ言い換えていくと
オンライン会議での第一声は、少しずつ整っていくでしょう。
発言の締め方の基本パターン|話をきちんと終える一言
オンライン会議では「どこで話し終わったのか」が伝わりにくい場面が多いでしょう。
音声が少し途切れたり、他の人がミュート解除を始めたりします。
その中で締め方が曖昧だと、次のような困りごとが起きやすいです。
誰が次に話すのか分からない。
何が決まったのかはっきりしない。
自分の意見が「言いっぱなし」のまま終わってしまう。
逆に、発言の終わりに一言を添えるだけで印象は大きく変わるでしょう。
結論が整理されます。
次のアクションが共有されます。
相手に対する礼儀も伝わります。
ここでは、オンライン会議で使いやすい「締め方の基本パターン」を三つに分けて整理します。
結論を一文で言い直してから締める
発言の最後に「結論だけを一文で言い直す」だけでも、聞き手の理解は安定しやすいでしょう。
オンライン会議では、途中の説明が一部聞き取りにくいことがあります。
通知音や回線の不安定さで、数秒だけ音声が途切れることもあります。
そうした中で、説明の締めに次のような一文を置くイメージです。
- 「まとめますと、現時点では案Aを優先して進めたいと考えております。」
- 「以上が、来月からの運用ルールを一度リセットしたいという提案になります。」
この一言には、次のような効果があるでしょう。
何を主張したかったのかが、参加者全員に再度共有されます。
議事録担当者がメモを取りやすくなります。
その後の意見や質問が、結論に沿って出やすくなります。
結論を言い直すときのポイントは、できるだけ一文にしぼることです。
説明を繰り返すのではなく
「自分の主張を一行にまとめる」という意識で締めるとよいでしょう。
たとえば、次のように構成すると整理しやすくなります。
経緯や背景を話す。
選択肢やメリット・デメリットを述べる。
最後に「結論だけをシンプルに一文」で言い直す。
オンライン会議では、この「最後の一文」がそのまま会議の印象や結論として残りやすいと言えます。
次のアクション・担当を一言に含める
発言の締めに「次に誰が何をするのか」を含めると、会議全体が進めやすくなるでしょう。
オンライン会議は、議事録を見返して初めて「誰が担当なのか」が分かるケースもあります。
その場で役割分担があいまいなまま終わると、あとからメールで何度も確認が必要になるはずです。
そこで、締めの一文を次のような形にすると効果的です。
- 「こちらの方向性で問題なければ、私の方で修正版の資料を作成し、◯日までに共有いたします。」
- 「いったん本日の内容を持ち帰り、営業チーム内で整理したうえで、来週の定例までにご報告いたします。」
このとき、意識しておきたい要素は三つでしょう。
誰が動くのかを明確にする。
何をするのかを具体的に言う。
いつまでに行うのかの目安を示す。
たとえば
「資料は対応しておきます。」だけだと、動きの内容があいまいになります。
「私の方で資料を修正し、◯日の午前中までに最新版を共有いたします。」と締めると、参加者全員が同じイメージを持ちやすいでしょう。
自分の発言を締めると同時に、会議の進行も一歩前に進める。
その感覚で「次のアクションを含めた締め方」を身につけておくと、オンライン会議で信頼が積み上がりやすくなります。
話し終わりに感謝や配慮の一言を添える
オンライン会議では、相手の反応がわずかに遅れて返ってきます。
沈黙が長く感じられ、「ちゃんと伝わっただろうか」と不安になりやすい場面もあるでしょう。
そこで、話の締めに「感謝」や「配慮」を一言だけ添えると、場の空気がやわらぎます。
たとえば、次のような一言です。
- 「お時間をいただき、ありがとうございました。」
- 「以上になります。ご検討いただけますと幸いです。」
- 「長くなりましたが、最後までお聞きいただきありがとうございます。」
こうした一言には、次のような効果があるでしょう。
相手の時間を尊重していることが伝わります。
少し長めの説明になった場合でも、受け取る側の印象がやわらぎます。
オンライン越しの距離感を、ほんの少しだけ近づける役割も果たします。
特に、クライアントや上司が参加しているオンライン会議では
「説明して終わり」ではなく
「説明+感謝」で締めることが、印象の安定につながるでしょう。
また、決定事項が相手にとって負担になる場面では、次のような言い回しも有効です。
- 「ご負担をおかけしますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。」
- 「お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
オンライン会議の締め方は
- 結論を一文で言い直す。
- 次のアクションを一言にまとめる。
- 感謝や配慮の一文を添える。
この三つを意識するだけでも、印象が大きく変わるでしょう。
「話を終える一言」を整えておくことが、オンラインでの信頼づくりの土台になると言えます。
シーン別:発言の締め方とオンライン会議ならではのマナー
オンライン会議では、対面よりも「どこで話し終わったか」が伝わりにくいでしょう。
音声のラグやミュートの切り替えもあり、締め方が曖昧だと、次の人が話し始めるタイミングもずれやすくなります。
ここでは
- 自分の発言パートを終えるとき
- 共有・報告を締めるとき
- 会議全体を終えるとき
という三つの場面ごとに、使いやすい締め方とオンライン会議ならではのマナーを整理していきます。

自分の発言パートを終えるときの締め方
オンライン会議では、自分の話が終わったあとに「以上です」だけで済ませてしまうことが多いかもしれません。
短くて便利な一言ですが、次のようなモヤモヤが残りやすいでしょう。
何についての話が終わったのかが分かりにくい。
質問してよいのか、ただ聞いておけばよいのかが判断しづらい。
会議のログを見返したときに、どの発言の区切りかが分かりづらくなる。
こうした曖昧さを避けるには、「何が終わったのか」を一言で添えてから締めるとよいでしょう。
例えば、次のような言い方です。
- 「以上が本日の報告となります。」
- 「私からお伝えしたかった内容は以上になります。」
- 「説明は以上です。ご不明な点があれば、後ほどでもお知らせください。」
ここで意識したいポイントは次の三つです。
どの話題についての説明が終わったのかを短く入れる。
自分のパートが終わったことを、はっきり示す。
質問やフォローの窓口を一言添えて、相手が動きやすい状態にする。
また、オンライン会議では「発言の締め」と同時に「ミュートに戻すタイミング」もセットで決まります。
締めの一言を言い終えてから一拍おき、その後にミュートに戻すと、相手の聞き取りやすさも変わるでしょう。
共有・報告を締めるときの一言
資料の共有や進捗の報告をしたあとに
「とりあえず以上です」
「こんな感じです」
で終わらせてしまうと、次に何をしてほしいのかが伝わりにくいでしょう。
オンライン会議では、対面よりもリアクションが読み取りづらいため
- ここで意見がほしいのか
- ただの情報共有なのか
を締めの一言で示しておくと、全員が動きやすくなります。
次のようなフレーズが使いやすいでしょう。
- 「本件については以上ですので、ご意見やご質問をいただければと思います。」
- 「共有したかった内容は以上です。問題なければ、この方針で進めさせていただければと考えております。」
- 「進捗のご報告は以上です。追加で確認したい点があれば、チャットでもお知らせください。」
ここでは、次の点を押さえるとよいでしょう。
報告か、相談か、承認依頼かを一言で示す。
意見や質問を歓迎しているのかどうかを明示する。
オンライン特有の手段(チャットでの質問、後からのメンションなど)にも触れておく。
また、画面共有をしている場合は
締めの一言のあとに「画面共有を停止します」と声に出してから共有を切ると、参加者が切り替わりに戸惑いにくくなります。
発言の締めと画面操作をセットで考えることが、オンラインならではのマナーと言えるでしょう。
会議全体を締める立場になったときの言葉づかい
司会や進行役として会議全体を終えるときの一言は、その会議の印象を決める最後の要素になるでしょう。
オンライン会議では、退出ボタンを押すタイミングも人によって異なるため、締めの言葉で「終わり方の流れ」を整えることが大切です。
会議全体を締める場面では、次の三つを含めて話すと分かりやすくなります。
決まったこと、持ち帰り事項を簡単に整理する。
次回までのアクションや期限を短く確認する。
参加への感謝と、オンラインならではのねぎらいを一言添える。
具体的には、次のような言い方が考えられるでしょう。
- 「本日の議題については、A案を採用し、詳細は◯日までに各担当から案を出していただく、という方向で進めることになりました。」
- 「その他にご質問がなければ、本日の会議は以上とさせていただきます。」
- 「本日はお忙しい中、ご参加いただきありがとうございました。オンラインでの長時間の会議となりましたので、どうぞご無理のないようにお過ごしください。」
オンライン会議特有のマナーとしては、次の点も意識しておくとよいでしょう。
終了のアナウンスをしてから、すぐに自分だけ退出しない。
数秒ほど間を取り、参加者が退室し始めるのを確認してから終える。
録画している場合は「録画をここで停止します」と一言添えてから止める。
こうした小さな配慮が、画面越しでも「きちんとした人」「安心して任せられる人」という印象につながりやすくなります。
会議全体の締めを任されたときは、内容の整理と感謝の言葉に、オンラインならではの一言を少し足してみるとよいでしょう。
オンライン会議の言葉遣いに関するよくある質問(FAQ)
オンライン会議では、対面とは少し違う迷いが生まれやすいでしょう。
カメラのオンオフ、途中参加や途中退席、声がかぶったときの一言などです。
ここでは、現場でよくある疑問を四つ取り上げて
「なぜそうした方がよいのか」
「どの程度の言葉遣いがちょうどよいのか」
を整理していきます。
Q. カメラオフの場合でも、あいさつや名乗りは必要でしょうか?
カメラがオフのときほど、声と名前が大事になるでしょう。
相手からは表情も身振りも見えません。
聞こえるのは「声」と「表示名」だけです。
そのため、最初の発言で
自分が誰なのか
どの立場で話しているのか
を短く伝えておくと、相手は安心して話を聞きやすくなります。
最初の一言としては、次のようなイメージでしょう。
- 「◯◯部の△△です。本日はよろしくお願いいたします。」
- 「◯◯部の△△です。先ほどの資料について一点だけコメントさせてください。」
ポイントは、長く自己紹介することではありません。
- 部署や役割を一言だけ添えること。
- 最初の発言のタイミングで名乗ること。
この二つだけでも、会議の参加者にとって「誰が話しているのか」が分かりやすくなります。
カメラオフのまま無言で参加していると
「聞いているのかどうか」
「この人はどういう立場なのか」
が分かりにくくなるでしょう。
あいさつと名乗りを一度入れておけば、その後は必要に応じて短く発言するだけでも、印象は安定しやすくなります。
Q. 途中参加・途中退席のときは、何と言えばよいでしょうか?
途中参加や途中退席は、オンライン会議では起こりやすい状況でしょう。
そのぶん、ひとことの言い方で印象の差が出やすくなります。
まず、途中参加する場合です。
可能であれば、事前にチャットで一言入れておくとよいでしょう。
「本日の会議ですが、別件の都合で◯時ごろから参加いたします。」
実際に入室したタイミングでは、次のような短いあいさつが目安になります。
- 「遅れての参加となり、失礼いたしました。◯◯部の△△です。」
- 「先ほどから参加させていただきました、◯◯部の△△です。よろしくお願いいたします。」
ここで大事なのは、長く事情説明をしすぎないことです。
一言おわびを添えて名乗る。
そのうえで、すぐに進行に戻してもらう方が全体にとってもスムーズでしょう。
途中退席のときも、同じ考え方になります。
事前に分かっている場合は、会議前や冒頭のあいさつで
「◯時から別会議があるため、その前に退出させていただきます。」
と一言伝えておきます。
退出の直前には、次のような短い言い方が使いやすいでしょう。
- 「失礼いたします。次の会議のため、ここで中座させていただきます。」
- 「本日はありがとうございました。別件のため、ここで退出いたします。」
退出後にフォローが必要な場合は、個別チャットやメールで
「先ほどは途中退席となり失礼いたしました。議事録を確認のうえ、必要な対応を進めます。」
と短く伝えると、信頼感が保たれやすくなるでしょう。
Q. 声がかぶってしまったときの、感じの良い言い方はありますか?
オンライン会議では、声がかぶることは避けにくいでしょう。
回線のラグもあり、誰が先に話すかを完全にそろえるのは難しいからです。
そのため、声がかぶったときは
「失敗」ではなく「前提として起こりうること」と受け止めた方が、場が落ち着きやすくなります。
そのうえで、次のような一言があると印象がやわらぐでしょう。
- 「失礼しました。どうぞお先にお願いいたします。」
- 「すみません、先ほどの続きをお願いします。」
自分が先にゆずると決めたなら、はっきり「お先にどうぞ」と伝えることです。
どちらも遠慮してしまうと、また沈黙が生まれてしまいます。
逆に、相手が「どうぞお先に」と譲ってくれた場合には
「ありがとうございます。では、先に話させていただきます。」
と一言返すとよいでしょう。
ここでのポイントは、次の通りです。
- 誰かを責めたり、回線のせいにしたりしない。
- すばやく「どちらが先に話すか」を決める。
- その決め方を、短い一言で共有する。
この流れが身についていると、多少のかぶりがあってもスムーズに会議が進むでしょう。
Q. オンライン会議で沈黙が続いたとき、何か言った方がよいでしょうか?
オンライン会議の「沈黙」は、対面よりも重く感じられやすいでしょう。
誰が話すのか分からず、全員がミュートのまま止まってしまう場面もあります。
ただ、沈黙が生まれたからといって、必ずしもすぐに埋める必要はありません。
内容を整理している時間である場合も多いからです。
参加者の立場であれば、無理に話題を変えるよりも
自分が何をするのかを短く宣言する一言の方が有効なこともあります。
- 「一度こちらで整理してから、改めてご提案いたします。」
- 「本日の内容を踏まえて、社内で検討したうえで共有させてください。」
こうした一言は、議論を無理に続けるのではなく
「いったん持ち帰る」という選択肢を示す役割を持つでしょう。
一方、ファシリテーターや進行役の立場であれば
沈黙の時間を「確認の時間」として言葉にしてしまう方法もあります。
- 「いったんここで内容を整理するお時間とさせてください。」
- 「ご意見がある方は、このあとお名前をお呼びしますので、お話しいただければと思います。」
- 「まずは、◯◯さんからお考えを伺ってもよろしいでしょうか。」
このように言葉にすることで
沈黙が「気まずさ」ではなく「考える時間」に変わるでしょう。
重要なのは、沈黙を恐れて早口で話し続けることではありません。
場の状況を一度言葉で整理し
- 持ち帰るのか
- 誰かに聞くのか
- もう一度説明するのか
を短く示すことが、オンライン会議では有効だと言えます。
まとめ|オンライン会議で好印象を残す言葉遣いの土台
オンライン会議だからといって、特別な話し方が必要なわけではないでしょう。
これまで見てきたように、大事になるのは「入り方」と「締め方」、そして基本的なていねいさの積み重ねです。
最後に、この記事の内容を整理しながら、明日から意識しやすいポイントをまとめておきます。
オンライン会議でも「入り」と「締め」で印象は変えられる
オンライン会議では、長い説明よりも「最初の一言」と「最後の一言」が強く記憶に残りやすいでしょう。
その二か所を整えるだけでも、印象は安定しやすくなります。
この記事で扱った要点を、次のように振り返っておきます。
- 発言の前に「名乗り」と「目的」を短く添えると、聞き手が構えやすくなる。
- 賛成・反対・質問など、発言の種類を最初に示すと、議論がかみ合いやすくなる。
- 話の終わりに「結論の言い直し」と「次のアクション」を一文で示すと、会議全体が進みやすくなる。
- 締めの一言に、感謝や配慮を添えると、オンライン越しでも関係がやわらぎやすい。
すべてを一度に完璧にする必要はないでしょう。
まずは「入り」と「締め」のどちらか一方だけでも意識して整えることから、始めてみるとよいかもしれません。
ビジネスカジュアルな言葉遣いを自分のものにしていく
例文はあくまで「目安」であり、そのままコピペして使い続けるものではないでしょう。
部署、業界、会社の文化によって、ちょうどよい崩し方は少しずつ違ってきます。
たとえば、同じ締め方でも、次のように調整できるはずです。
- 顧客との定例では、ややフォーマル寄りの言い回しに寄せる。
- 社内の気心の知れたメンバーとの打ち合わせでは、語尾を少しだけやわらかくする。
大切なのは「最低限の敬意を保ちつつ、自分の言葉で話せているか」という視点でしょう。
オンライン会議の機会が多い人ほど、毎回少しずつ表現を調整することで、自分なりのビジネスカジュアルが定まっていくはずです。
失敗を恐れすぎず、「次の一回」を整えていく
オンライン会議では、言い間違いや声のかぶり、説明の長さなど、うまくいかない場面も出てくるでしょう。
ただ、一度の失敗そのものよりも、その後にどう振る舞うかの方が印象に残りやすいと言えます。
言い方を間違えたと感じたときには、次のような短い一言で整え直すこともできるでしょう。
- 「先ほどの言い方が分かりづらかったかもしれませんので、言い直させてください。」
- 「説明が長くなってしまいましたが、結論としては◯◯です。」
このように「次の一回」を整えようとする姿勢そのものが、オンライン会議では信頼につながりやすいはずです。
完璧さを目指すよりも、「前回より一か所だけでも良くする」という意識で、少しずつ言葉遣いを整えていくと続けやすいでしょう。
ことのは先生よりひとこと

オンライン会議の話し方は、特別なテクニックよりも、小さな一言の積み重ねで変わっていくはずです。
すべてを一度に直そうとせず、「入り方」と「締め方」を一か所だけ意識してみるところから始めてみてください。
その小さな調整が、画面越しの印象と仕事のしやすさを、少しずつ支えてくれるでしょう。


