お時間をいただけますかの言い換え20選|待たせる印象を和らげる頼み方(メール・チャット)

お時間をいただけますかの言い換え20選|待たせる印象を和らげる頼み方(メール・チャット) 言い換え・表現辞典

お時間をいただけますかの言い換え20選|待たせる印象を和らげる頼み方(メール・チャット)

ビジネスメールや社内チャットで「お時間をください」と送ったら、相手に急かしているように見えたり、命令っぽく受け取られたりして不安になることがあります。

実は、印象を左右するのは言葉の丁寧さよりも「所要時間」と「次の一文」が入っているかどうかです。

少し整えるだけで、同じ依頼でも相手が動きやすくなり、やり取りの往復も減ります。

この記事で分かること
  • 「お時間をください」がきつく聞こえる理由と、失礼にならない整え方
  • 目的別に使い分けできる「お時間をいただけますか」の言い換え20選
  • メール・チャットでそのまま使える、印象が良い短文の組み立て例
  • 迷ったときに一発で選べる早見表と判断フロー
  • よくあるNG例と、角が立たない直し方(FAQで疑問も解消)

  1. お時間をくださいの意味と命令っぽさが出る理由
    1. 何をお願いしている言葉か(相手の時間をもらう依頼)
    2. ください/いただく/頂戴する の敬語差(どれが無難か)
    3. 断り・放置に見える原因は丁寧さ不足ではなく情報不足(次が見えない)
  2. 待たせる印象を和らげる頼み方は3点セットで決まる
    1. 所要時間(何分/いつまで)を先に出す
    2. 理由は1行でいい(相手の納得コストを下げる)
    3. 次アクションを置く(候補提示/折り返し時刻/確認事項)
      1. 1)候補提示(予定を取る依頼)
      2. 2)折り返し時刻(返答待ちの依頼)
      3. 3)確認事項(判断材料が不足している)
  3. 言い換え20選は意図別に使い分ける
    1. 今すぐ1分だけ欲しい(チャット・口頭向け)5選
    2. 少し丁寧に伺う(社内〜社外まで広く)6選
    3. 打ち合わせ・電話の時間をもらう(予定化する)5選
    4. 返答を待ってほしい(待たせる印象を消す)4選
  4. シーン別:メール・チャットでそのまま使える短文の組み立て例
    1. 取引先メール:要点先出し(所要→目的→次)で往復を減らす
    2. 社内チャット:短文でも刺さらない順番(所要→用件→次)
    3. 上司・役員向け:硬すぎず軽すぎない温度調整(くださいを避ける判断)
  5. お時間をくださいの言い換え早見表
    1. 結論:丁寧度より「行為の一致」で選ぶ(相談/依頼/日程化/待ってほしい)
    2. 目的×相手×媒体×所要時間で最適フレーズが一発で決まる
    3. 迷ったときの判断フロー(相手→行為→所要→次)
  6. よくあるNGと直し方(短く具体)
    1. NG:お時間ください だけ(命令に見える)→ 所要+理由を足す
    2. NG:丁寧すぎて仰々しい(頂戴の多用など)→ “社外・改まった場”に限定
    3. NG:期限なしで待たせる →「いつまでに返す」を宣言
  7. お時間をくださいの言い換えに関するよくある質問(FAQ)
    1. Q1|お時間をくださいは失礼ですか?
    2. Q2|お時間をいただけますでしょうかは回りくどいですか?
    3. Q3|頂戴できますでしょうかは誰に使うのが無難ですか?
    4. Q4|上司・取引先に無難な型はどれですか?(お手すきの際に、等)
    5. Q5|チャットで返信不要のときはどう返すのが無難ですか?
  8. まとめ|お時間をくださいは「所要時間+次の一文」で印象が決まる
    1. 今日から迷わない3つの基準(相手/行為/所要時間)
    2. 迷ったら「少々お時間をいただけますでしょうか」+所要時間に戻す
    3. 早見表をブックマークして使い回す
    4. ことのは先生よりひとこと

お時間をくださいの意味と命令っぽさが出る理由

お時間をくださいは、相手の時間という資源を自分のために割いてもらう依頼です。
だからこそ、言い方が少し雑になるだけで、急かしている印象や命令っぽさが出やすくなります。

ここでは、失礼かどうかの不安を先にほどき、実務で安心して使える形に整える土台を作ります。


何をお願いしている言葉か(相手の時間をもらう依頼)

お時間をくださいは、次の2つを同時にお願いしています。

  • 時間を確保してほしい(予定の枠を取ってほしい)
  • その時間を自分の用件に使ってほしい(相談・確認・説明など)

つまり、単なる連絡ではなく、相手の行動を動かす依頼です。
依頼の重さがある分、丁寧さよりも前提情報がそろっているかが印象を決めます。

相手が安心して予定を空けられる要素は主に3つです。

  • 何のための時間か(目的)
  • どれくらい必要か(所要時間)
  • いつまでに必要か(期限や候補)

この3点がないと、相手は判断できません。
判断できない依頼は、断りか放置につながりやすいでしょう。


ください/いただく/頂戴する の敬語差(どれが無難か)

同じ内容でも、語尾で温度が変わります。
ポイントは、相手にしてもらう依頼を、こちらが受け取る形にできているかです。

  • ください:依頼としては正しいが、短いほど指示に見えやすい
  • いただく:謙譲。相手の行為をこちらが受け取る形になり、角が落ちやすい
  • 頂戴する:いただくより改まった印象。社外・文書向きだが、硬さが出やすい

ここで押さえたい基本関係はシンプルです。

  • くださる:相手がこちらに与える(相手側の動き)
  • いただく:こちらが受け取る(こちら側を低くする)

そのため、無難に整えたいなら、時間をもらう依頼は いただく が扱いやすいです。
なお、いただくの語義は受け取る・もらうです。この文脈では時間を受け取るという意味になります。

使い分けの目安は次の通りです。

使い分けの目安
  • 社内チャットで軽め:少しお時間いただけますか
  • 社外メールで丁寧に:お時間をいただけますでしょうか
  • かしこまった案内・依頼文:お時間を頂戴できますと幸いです

頂戴するは丁寧ですが、距離が近い相手だとよそよそしく感じられることがあります。
相手との距離で選ぶのが安全です。


断り・放置に見える原因は丁寧さ不足ではなく情報不足(次が見えない)

お時間をくださいが冷たく見える場面の多くは、言葉遣いよりも情報が足りないことが原因です。
相手の頭の中に、次の疑問が残ったままだと、返しづらくなります。

  • どれくらい時間が必要なのか
  • いつまでに必要なのか
  • 何を決めれば終わるのか
  • こちらが次に何をするのか(資料を送る、候補を出す、など)
  • 返信が必要なのか(既読でよいのか)

逆に言うと、次の一文を足すだけで印象は大きく改善します。

  • 所要時間を足す:15分ほど、30分ほど
  • 期限か候補を足す:本日中に、今週中に、候補を2つ出す
  • 次アクションを足す:こちらで要点をまとめて送ります、資料を添付します

例(方向性の見本)

  • 30分ほどお時間をいただけますでしょうか。候補日を2つお送りします。
  • 本日中に5分だけお時間いただけますか。結論だけ確認したいです。

丁寧語を足す前に、相手が判断できる材料を渡す。
これが、命令っぽさと放置リスクを同時に下げる最短ルートです。


待たせる印象を和らげる頼み方は3点セットで決まる

お時間をくださいが「待たせる」「急かす」「丸投げ」に見えるかどうかは、敬語の細かさよりも情報設計で決まります。
結論、次の3点がそろうだけで、相手は安心して待てます。

  • 所要時間(いつまで/何分)
  • 理由(1行)
  • 次アクション(こちらが何をするか/相手に何をしてほしいか)

この章は、言い換えフレーズ集を“実務で使える返し方”に変えるための骨になります。


所要時間(何分/いつまで)を先に出す

最も効くのは、先に「終わり」を見せることです。
人は待てないのではなく、どれくらい待つか分からない状態がつらいからです。

所要時間は、次の2タイプに分けて書くとブレません。

  • 枠を取ってほしい(面談・通話・相談):何分必要か
  • 返事を待ってほしい(確認・判断・調整):いつまでに返すか

例(枠)

  • 10分ほどお時間をいただけますでしょうか。
  • 30分だけご都合を頂戴できますと幸いです。

例(期限)

  • 本日17時までに確認し、折り返します。
  • 明日午前中までに結論をご連絡いたします。

期限が確定できないときは、曖昧な保留で終わらせず、最短の代替を置きます。

  • 目安+次の報告時刻:本日中に目安をお伝えします
  • 分割:一次回答だけ先に返す(仮回答→確定)

  • まだ確定できないため、まず本日中に進捗だけご連絡します。
  • 一度社内確認が必要なため、明日午前に一次回答いたします。

理由は1行でいい(相手の納得コストを下げる)

理由が長いと、相手は読む・判断するコストが増えます。
待たせる印象を下げたいなら、理由は「状況説明」よりも「目的説明」を1行に圧縮するのが安全です。

コツは、主語を自分に置きすぎないことです。
「忙しくて…」より「確認が必要で…」のほうが、相手の納得が早いからです。

使いやすい1行理由の型はこの3つです。

1行理由の型
  • 確認系:念のため確認したい点がありまして
  • 判断系:社内での確認が必要でして
  • 整理系:要点を整理してからお返事したく

  • 念のため数値の確認が必要でして、明日午前中までお時間をいただけますでしょうか。
  • 関係者確認の上で回答したいため、本日中に一度整理して折り返します。

避けたいのは、理由ゼロで「少々お時間ください」だけで止まる形です。
相手は「何のために待つのか」が分からず、放置に見えやすくなります。


次アクションを置く(候補提示/折り返し時刻/確認事項)

待たせる印象を消す決め手は、「次に何が起きるか」をこちらが宣言することです。
次アクションがあると、相手は受け身の待ち状態から抜けられます。

次アクションは、場面ごとに最適な型が決まっています。

1)候補提示(予定を取る依頼)

  • こちらから候補を出す:候補日を3つお送りします
  • 相手に出してもらう:候補を2〜3点いただけますでしょうか

  • 15分ほどお時間をいただけますでしょうか。候補日時を3つお送りします。

2)折り返し時刻(返答待ちの依頼)

  • いつ返すかを言い切る:○時までに折り返します
  • 難しければ途中報告:○時に進捗だけ共有します

  • 本日16時までに確認し、折り返します。

3)確認事項(判断材料が不足している)

  • 質問を1つ置く:一点だけ確認させてください
  • 選択肢を提示:AかBかで進め方が変わります

  • 判断のため一点だけ確認させてください。対象はA案でよろしいでしょうか。確認でき次第、本日中に結論をお返しします。

この3点セットがそろうと、「待たせる」ではなく「段取りを共有している」印象になります。
以降の言い換えフレーズは、ここで作った型に当てはめるだけで、自然に印象が良くなります。



言い換え20選は意図別に使い分ける

お時間をくださいは便利ですが、そのままだと相手に負担感が出やすい表現です。
ここでは意図別に言い換えを整理し、どれを選べば角が立ちにくいかが一瞬で分かる形にします。
使うときは、前章の3点セット(所要時間・理由1行・次アクション)を1つでも添えると完成度が上がります。


今すぐ1分だけ欲しい(チャット・口頭向け)5選

短さが武器の場面です。
丁寧語を盛るより、時間を先に言い切るほうが刺さりにくくなります。

  1. 少しだけいいですか
     短い用件の切り出しに強い
  2. 1分だけよろしいですか
     時間の枠が見えて安心感が出る
  3. いまお時間ありますか
     相手の都合を優先するニュアンス
  4. ちょっと確認してもいいですか
     目的が明確で、圧が下がる
  5. すぐ終わりますが、今よろしいですか
     相手の負担を先に下げる言い方

少し丁寧に伺う(社内〜社外まで広く)6選

急ぎではないが、礼は保ちたい場面向けです。
クッション言葉と相性が良いゾーンです。

  1. 少々お時間をいただけますでしょうか
     汎用性が高い定番
  2. お手すきの際に、お時間をいただけますと幸いです
     相手都合を立てたいときに強い
  3. ご都合のよろしいときに、少しお時間をいただけますでしょうか
     日程が読めない相手に無難
  4. 恐れ入りますが、少しだけお時間をいただけますでしょうか
     依頼の温度を下げたいとき
  5. 差し支えなければ、お時間をいただけますでしょうか
     断りやすさを残したいとき
  6. お忙しいところ恐縮ですが、少々お時間をいただけますでしょうか
     目上・社外でも使いやすいが、連発は重くなりやすい

打ち合わせ・電話の時間をもらう(予定化する)5選

ここは所要時間を数字で出すのが最優先です。
頂戴は硬めなので、相手との距離に合わせて選びます。

  1. 15分ほどお時間をいただけますでしょうか
     社内外で使える標準形
  2. 30分ほどお時間をいただけますと幸いです
     丁寧で圧が出にくい
  3. お打ち合わせのお時間を頂戴できますでしょうか
     文書が改まった場面向き。近い相手には硬く見えやすい
  4. お電話で10分ほどお時間をいただけますでしょうか
     媒体を明示できて往復が減る
  5. ご相談のお時間を少々いただけますでしょうか
     目的が相談のときに自然

返答を待ってほしい(待たせる印象を消す)4選

この意図のときは、お時間をくださいより期限宣言が強いです。
いつまでに、何をして、どう返すかをセットにします。

  1. 本日中に改めてご連絡いたします
     最短で安心感が出る
  2. 明日午前中までに回答いたします
     期限が明確で誠実に見える
  3. ○日までに結論をご連絡いたします
     判断が必要なときの定番。日付を入れるだけで誤解が減る
  4. 確認のうえ、○時までに折り返します
     途中経過でもいいので時刻を置くと放置に見えにくい

上の20個から意図に合うものを選び、前章の3点セットを一行足すだけで「待たせる印象」をかなり抑えられます。


シーン別:メール・チャットでそのまま使える短文の組み立て例

「お時間をください」を安全に使うコツは、言い換えよりも順番です。
ここでは各シーンで、所要→目的→次(または 所要→用件→次)の型で、相手が動きやすい短文にします。
各例のあとに「なぜ安全か」も一言添えます。


取引先メール:要点先出し(所要→目的→次)で往復を減らす

例1(相談の時間をもらう)

恐れ入りますが、15分ほどお時間をいただけますでしょうか。
ご相談したい点があり、本日15時以降で可能なお時間を2〜3候補いただけますと幸いです。

なぜ安全か

所要と次(候補提示)を先に置くと、相手の返信負担が減ります。

例2(確認して折り返す=待ってほしい)

確認のため、本日17時までお時間をいただけますと幸いです。
確認でき次第、結論をご連絡いたします。

なぜ安全か

「いつ返すか」を宣言すると、放置に見えません。

例3(資料の確認を依頼する)

恐れ入りますが、5分ほどお時間をいただけますでしょうか。
添付資料のうち、2ページ目の赤字箇所をご確認いただき、問題なければご返信ください。

なぜ安全か

どこを見るかが明確だと、相手の作業量が小さく伝わります。

例4(相手の都合を優先する)

ご都合のよろしいときに、10分ほどお時間をいただけますでしょうか。
簡単に背景をご説明のうえ、進め方をご相談できればと思います。

なぜ安全か

相手都合の余白を残しつつ、目的が見えるので圧が出にくいです。


社内チャット:短文でも刺さらない順番(所要→用件→次)

社内は丁寧語を盛るより、短く・具体的に・次を置くほうが角が立ちません。

例1(今すぐ1分)

1分だけいいですか?
○○の件、確認したい点が1つあります。

なぜ安全か

時間が短いと分かると、相手が判断しやすいです。

例2(5分の相談+候補)

5分ほど時間もらえますか。
このあと(14:00〜/15:30〜)どっちかで話せますか?

なぜ安全か

候補を出すと往復が減り、急かしている印象も弱まります。

例3(返答待ち=折り返し宣言)

一度確認するので、今日17時まで時間ください。
確認できたら結論だけ返します。

なぜ安全か

期限+次アクションがあると「保留」に見えにくいです。

例4(相手の作業が必要なとき)

10分ほど時間いいですか。
添付の○○、この2点だけ見てコメントほしいです(A/B)。

なぜ安全か

見てほしい範囲を絞ると、負担が軽く伝わります。


上司・役員向け:硬すぎず軽すぎない温度調整(くださいを避ける判断)

上司・役員向けは、「ください」より「いただけますでしょうか/お時間を頂戴できますでしょうか」が無難になりやすいです。
ただし硬すぎると距離が出るので、所要を短く・目的を先にで調整します。

例1(直属上司に自然な温度)

差し支えなければ、10分ほどお時間をいただけますでしょうか。
○○の進め方について、判断だけいただきたい点があります。

なぜ安全か

「判断だけ」と明示すると、負担が増えそうな印象を抑えられます。

例2(役員クラス・改まった依頼)

恐れ入りますが、15分ほどお時間を頂戴できますでしょうか。
○○の件で要点のみご報告し、ご意見を賜れますと幸いです。

なぜ安全か

文書の格に合わせ、語尾を上げると命令感が消えます。

例3(待ってほしいが丁寧に)

確認に少々お時間をいただきたく、本日中に改めてご報告いたします。

なぜ安全か

「ください」を使わず、期限宣言で誠実さを出せます。

例4(急ぎだが圧を下げる)

恐れ入りますが、本日15時までに一度だけお時間をいただけますでしょうか。
先に結論案をお送りしますので、可否だけご判断いただければ助かります。

なぜ安全か

先に材料を出すと「時間を奪う」印象が薄まります。


各例の所要→目的→次を崩さないのがポイントです。
これだけで「待たせている」「急かしている」「命令っぽい」の誤解がかなり減ります。


お時間をくださいの言い換え早見表

「お時間をください」は便利ですが、行為(何をしてほしいか)がズレると一気に雑に見えます。
ここは「行為の一致」で迷いを消します。


結論:丁寧度より「行為の一致」で選ぶ(相談/依頼/日程化/待ってほしい)

  • 相談したい:相手の“思考時間”をもらう → 「お時間をいただけますでしょうか」系
  • 依頼したい:相手に“作業”が発生 → 所要と範囲を明示(「○分で、ここだけ」)
  • 日程化したい:会議・電話として“予定”にする → 「お打ち合わせのお時間」系
  • 待ってほしい:こちらが“確認して折り返す” → 「○時までにご連絡します」系(お願いより宣言が強い)

目的×相手×媒体×所要時間で最適フレーズが一発で決まる

意図推奨表現向く媒体(メール・チャット)添える一文(所要・期限・次)注意点(命令感・仰々しさ)
1分だけ(口頭・チャット)少しお時間いいですか/1分だけよろしいですかチャット「今お電話(or 今ここで)1点だけ確認です」「ください」連発は圧に見える
1分だけ(目上・社外)1分ほどお時間をいただけますでしょうかメール/チャット「要点のみで、確認が1点ございます」“短い”を先に出さないと重く見える
相談したい(社内)10分ほど時間もらえますか/少し相談いいですかチャット「○○の進め方、2択で迷ってます」丁寧語より目的が大事(相談の中身がないと雑)
相談したい(社外・取引先)10〜15分ほどお時間をいただけますでしょうかメール「目的:○○相談/候補:○日○時以降で2〜3点」候補を出さないと往復が増える
依頼したい(軽作業)お手すきの際にご確認いただけますでしょうかメール/チャット「所要5分/対象:2ページ目の赤字のみ」“依頼”なのに時間だけ言うと範囲不明で怖い
依頼したい(作業多め)可能な範囲でご対応いただけますと幸いですメール「Must/Shouldを分けて、期限も明記」依頼量が多いほど“分解”しないと圧になる
会議設定(打ち合わせ)お打ち合わせのお時間を頂戴できますでしょうかメール「15分/アジェンダ3点/候補日提示」「頂戴」は硬め。社内近距離では浮くことも
会議設定(上司・役員)差し支えなければ、お時間をいただけますでしょうかメール/チャット「判断だけいただきたい点があります(所要10分)」“相談”より“判断だけ”のほうが軽く伝わる
折り返し待ち(こちら都合)確認のうえ、本日○時までにご連絡いたしますメール/チャット「確認事項:○○/次:結論+次手」「時間ください」より“期限宣言”が誠実
折り返し待ち(期限が読めない)確認に少々お時間をいただきたく、目処が立ち次第ご連絡しますメール「○時に一度中間連絡します」期限が出せないなら“中間連絡”がないと不安
待たせたお詫び込みお待たせして申し訳ありません。○時までにお戻ししますメール/チャット「遅れ理由は1行、次を先に」言い訳が長いほど逆効果。結論→理由1行
断りを含む調整(難しめ)現状その日程は難しく、別候補でご相談できますでしょうかメール/チャット「代替案:候補3つ or 条件提示」“難しい”単体は拒否に見える。必ず代替
使い方のコツ

まず「意図」を決めて、次に所要(○分/○時まで)次(候補/質問/折り返し)を1行足すだけで完成です。


迷ったときの判断フロー(相手→行為→所要→次)

  1. 相手:社外/上司/同僚・近距離(丁寧語の温度を決める)
  2. 行為:相談?依頼?日程化?待ってほしい?(言葉の軸を決める)
  3. 所要:何分・いつまで(相手の判断コストを下げる)
  4. :候補提示/折り返し時刻/質問1つ(放置に見せない)

この4ステップに沿って文章を組むと、「お時間をください」を使わなくても、自然に“待たせる印象”が消えます。


よくあるNGと直し方(短く具体)

ここでは“言い換え”より、直し方の型(所要・理由・次)を覚えていきましょう。


NG:お時間ください だけ(命令に見える)→ 所要+理由を足す

NG例

  • お時間ください。
  • 少し時間ください。
きつく聞こえる理由

「何分?何のため?今?」がゼロだと、相手は“拘束”を感じやすい。

OK例(所要+理由)

  • 1分だけお時間いただけますか。確認が1点あります。
  • 10分ほどお時間いただけますでしょうか。進め方の相談です。

さらに印象を上げる1行(次)

  • 可能なら本日中に候補を2ついただけると助かります。
  • 今こちらで整理して、要点だけお伝えします。

NG:丁寧すぎて仰々しい(頂戴の多用など)→ “社外・改まった場”に限定

NG例(社内・近距離で重い)

  • お時間を頂戴できますでしょうか。
  • お時間を頂戴いたしたく存じます。
浮いて見える理由

距離が近い相手ほど、過度な文語が“よそよそしさ”や“構え”に見えやすい。

OK例(場に合わせて落とす)

  • (社内チャット)10分だけ時間もらえますか。相談があります。
  • (上司)差し支えなければ、10分ほどお時間いただけますでしょうか。
  • (社外・改まった場)15分ほどお時間を頂戴できますでしょうか。
使い分けの目安
  • 頂戴:社外・式典・改まった文書/正式なアポ取り
  • いただく:社内〜社外まで万能
  • いいですか/もらえますか:社内・近距離のチャット向き

NG:期限なしで待たせる →「いつまでに返す」を宣言

NG例

  • 確認します。
  • 少し時間ください。
  • 検討します。
相手が不安になるポイント

“いつ返るか”が見えない=放置に見える。

OK例(期限宣言+次)

  • 確認のうえ、本日17時までにご連絡します。
  • いったん持ち帰り、明日午前中までに結論をお戻しします。
  • 目処が立ち次第ご連絡します。遅くとも○日○時に一度中間報告します。
期限が出せないときの最低ライン
  • 目処が立つタイミング」+「中間連絡の時刻」の2点だけは置く
    • 例:本日中に一度状況だけ共有します。

お時間をくださいの言い換えに関するよくある質問(FAQ)

Q1|お時間をくださいは失礼ですか?

結論:失礼と断定はされにくいですが、命令っぽく聞こえやすいので避けた方が安全です。
理由:所要時間・理由がないと「時間を出して」と強く見えやすいからです。

言い換え

差し支えなければ、少々お時間をいただけますでしょうか


Q2|お時間をいただけますでしょうかは回りくどいですか?

結論:回りくどいというより、丁寧さを担保する型なのでビジネスでは有効です。
理由:相手の都合を優先する形になり、角が立ちにくいからです。

言い換え

10分ほどお時間をいただけますでしょうか。


Q3|頂戴できますでしょうかは誰に使うのが無難ですか?

結論:基本は社外・改まった相手(取引先/顧客/初対面)に限定すると無難です。
理由:社内や距離が近い相手だと、文語が強く出て仰々しくなりやすいからです。

言い換え

恐れ入りますが、15分ほどお時間を頂戴できますでしょうか


Q4|上司・取引先に無難な型はどれですか?(お手すきの際に、等)

結論:無難なのは お手すきの際に+所要時間+用件 のセットです。
理由:相手の都合を尊重しつつ、拘束感を減らせるからです。

言い換え

お手すきの際に、10分ほどお時間をいただけますと幸いです(ご相談がございます)。


Q5|チャットで返信不要のときはどう返すのが無難ですか?

結論:返信不要を明記し、必要なら次の連絡時刻だけ置くのが無難です。
理由:相手の負担(返信作業)をゼロにでき、放置にも見えにくいからです。

言い換え

承知しました、返信不要です。こちらで進め、完了後にご連絡します


まとめ|お時間をくださいは「所要時間+次の一文」で印象が決まる


今日から迷わない3つの基準(相手/行為/所要時間)

迷ったときは、まずこの3点だけ確認するとブレません。

  • 相手:取引先・上司・同僚など、距離は近いか遠いか
  • 行為:相談したい/依頼したい/日程化したい/返答を待ってほしい
  • 所要時間:1分・5分・15分・いつまで、を具体にできるか

この3つが揃うと、「お時間をください」が命令に見える原因(情報不足)が消えます。


迷ったら「少々お時間をいただけますでしょうか」+所要時間に戻す

最も汎用性が高く、外しにくい型はこれです。

  • 少々お時間をいただけますでしょうか(5分ほど)
  • お手すきの際に、10分ほどお時間をいただけますと幸いです

「所要時間」を添えるだけで、待たせる印象・拘束感が一段下がります。


早見表をブックマークして使い回す

状況ごとに毎回悩むより、目的別の言い換え(相談/日程化/折り返し待ち)早見表で固定しておくと、返信の質とスピードが両立します。

特に、社外メールは「所要→目的→次」、社内チャットは「所要→用件→次」で揃えると往復が減ります。


ことのは先生よりひとこと

ことのは先生
ことのは先生

丁寧さは、言葉を長くすることではありません。
相手が動けるように、所要時間と次の一文を置くのがいちばんの気遣いです。
迷ったときほど、短く具体に整えてみると伝わりやすいでしょう。

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